「薬剤師が転職する理由」を調べる前にやるべき事がある

薬剤師が転職する理由

薬剤師が転職する理由を知りたい…?

 

 

実は、薬剤師はとても転職が多い職種です。

 

これを読んでいる薬剤師さんも「転職したことがない」なんて人はいないのでは?

 

毎年多くの薬剤師が転職を決意し、実行していきます。

 

その理由は十人十色。ですが、転職は人生の一大イベント。仕事内容から人間関係まで大きな変化を及ぼします。

 

そう簡単にポンポンできるものではありません。

 

転職を考え始めた薬剤師さんは、多かれ少なかれ胸の内に「不安」を抱えています。

 

「みんなどんな理由で転職しているのかな」

 

「こんな理由で転職してもいいのかな??」

 

他人がどんな理由で転職しているのか? 気にならない人はいないでしょう。私もそうでした。

 

転職理由を調べていても上手くいかない

「他人の転職理由を知りたい」のは、どこかで「自分の転職理由を正当化したい」という気持ちがあるからではないでしょうか。

 

しかし、こうゆうメンタリティーで転職するとまず失敗します。

 

なぜ、サイト管理人ごときにそんなことが分かるのか?

 

それは、私が4年間、薬剤師さんの転職相談に応じてきたからです。

 

参考記事「薬剤師の仕事研究室」管理人の転職相談室

 

私に相談をくれる方は真面目で頑張り屋な人が多い印象ですが、実は転職を繰り返している人が結構います。

 

本当は一つの職場でしっかり働き続けたいのに、気が付くと転職を思い浮かべている。そしてまた転職してしまう。

 

本人の意思に反して転職を繰り返してしまうのです。

 

そんな薬剤師さんを見続けた経験から、この記事ではまず

  • 薬剤師が転職する理由 トップ3

を解説します。

 

転職理由は十人十色に見えますが、分解してみると結局3つ程度に収まります。複雑そうに見えても実は、3つの要素が絡まり合っているだけというケースがほとんどです。

 

しかし、どれだけ説得力のある転職理由を考えても、「ある事」を解決しておかないと絶対に転職を成功させることはできません。また同じ理由でつまづくことになってしまいます。

 

この辺りについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

薬剤師が転職する理由は結局3つしかない

 

サイトを開設してから約4年間、迷える薬剤師さんの話を聞いてきました。

 

「もう辛すぎて死にそうです…」というガチなものから、Twitterでいただいた軽い相談まで含めると100人程度は関わっているかと思います。データとしては十分ではないでしょうか。

 

その経験から、結局みんな同じような理由で悩んでいると知りました。

 

人間関係のこじれ

堂々のナンバー1はズバリ「人間関係」です。

 

これは薬剤師だけでなく、どの業界でも同じです。結局、仕事は「人」なんですね。

 

「先輩薬剤師と厳しすぎる」「いつも職場がピリピリしている」「同僚ばかりが評価されて居場所がない」「お局事務員にいじめられている…」など、薬剤師なら誰もが一度は経験したことあるものばかりです。

 

人間関係の問題は難しい

ただ、人間関係の問題は解決が非常に難しいです。

 

合わない人間同士、双方自分の主張をしますが、たいていはどちらが一方的に悪いわけではありません。合わない人でも上手くやれる人はいますしね。

 

人間関係がいったんこじれてしまうと、解決策としては「職場を変える」しかないかと思います。

 

上司には相談してみる

人間関係の悩みは放っておいても解決しません。

 

それどころかどんどん悪化していって、最悪の結果、体調不良→出社拒否なんてことも…

 

早い段階で一度は上司に相談してみるべきでしょう。

 

大手のドラッグストアチェーンなど人事がしっかり機能しているところは、薬剤師の人間関係に配慮していると聞きます。
大事な薬剤師がどんどん辞めてしまえば会社の存続に関わりますから。

 

大手なら「配属店舗を代える」など対策が立てやすいです。

 

しかし、中小の調剤薬局、病院だとそもそも「人員交代ができない」というケースもあります。こうなると絶望的です…

 

上司に訴えてもなんら対策してくれないなら、転職もやむなしかもしれません。

 

関連記事薬剤師の職場の人間関係はなぜ辛い?良い人間関係を築くコツとは?

 

忙しすぎる労働環境

労働環境も転職理由としては非常に多いです。

 

「毎日目が回るほど忙しい」「残業が多すぎて自分の時間がない」など、労働環境が辛すぎると転職したくなりますよね。

 

特に薬剤師不足は深刻です。2003年以降の薬科大学の新設ラッシュで薬学部は増えましたが、現状はまだまだ不足しています。

 

人気の総合病院、大学病院、大手ドラッグチェーン等に比べて、地方の中小企業、単科病院は絶望的に薬剤師が足りません。営業できなくなって閉店を余儀なくされる、なんてところも…

 

忙しすぎる職場は、どうしても人間関係がギスギスしてきます。自分に余裕がないのに、他人に気を配るのはなかなかできることではありません。

 

「人間関係の悪さは、実は忙しすぎる労働環境が原因だった」ということは、どこの業界でもある話です。

 

一人薬剤師は問題が多い

薬剤師が不足しすぎて、一人勤務を強いられる「一人薬剤師」は非常に問題です。

 

調剤から監査、服薬指導、お客様(患者対応)まですべてやらなれければならない状況は本当に大変です。ミスが許されない仕事なだけに精神がすり減ります。

 

いくら経験豊富な薬剤師であったとしても、一人薬剤師は避けるべきだと個人的には思っています。

 

ふとした気の緩み、疲れからくる油断から、重大な過誤が発生します。避けようにも個人の努力でなんとかなるものでありません。本来、二人できちんとダブルチェックすべきなのです。

 

薬剤師一人だけというハイリスクな状況は、患者さんにとっても不利益であると思います。

 

関連記事一人薬剤師が辛い!悲惨な現状から脱出する方法

 

年収・給与が低い

「もう少しお給料が欲しい」という理由で転職を決意する人もいます。

 

ただ、人間関係や労働環境に比べると少ないです。薬剤師さんは勉強熱心ですが、「お金」に関しては執着のある人が少ない印象ですね。

 

優秀な薬剤師ほど、給料よりも「総合病院でスキルを磨きたい」「在宅医療に貢献したい」と考える人が多いようです。

 

男性薬剤師が年収を考えるのは「結婚を意識したとき」があります。

 

特に病院薬剤師の場合、結婚して子供を育てるには心もとないケースもあります。大手の調剤チェーンに転職すれば、簡単に100万円以上年収が上がる業界です。

 

生活のため「もっと自分を高く買ってくれる会社」へ転職するのは当然だと思います。

 

ちょっと変わったケースとしては「目標があって資金を貯めたいとき」です。

 

海外留学、大学院、医学部受験などのため、短期で報酬の高い仕事をしたいと考える薬剤師さんもいます。

 

今の会社で頑張れば年収は上がる?

年収を上げる方法として「今の会社で頑張る」のはあまりお勧めしません。

 

まず、上司に相談して年収を上げるのは難しいでしょう。他の社員との兼ね合いもありますし、一人だけ特別扱いすることはできません。

 

年収を上げるには、「実績」「営業成績」など周りが納得する理由が必要です。

 

また、出世して薬局長、エリアリーダーなど管理職になるには時間がかかりすぎます。
日本はまだまだ年功序列の文化があり、実力だけで出世できるわけではありません。

 

「転職」のタイミングがもっとも年収が上がる

実は、年収を劇的に上げるには「転職のタイミング」しかありません。

 

むしろ最初の年収交渉がすべてで、ここで高年収を引き出せば前職比100万円アップも夢ではありません。

 

ただし、年収交渉を自分でやるのは現実的ではないでしょう。下記記事で私のケースを紹介するので、参考にしてみてください。

 

関連記事普通の薬剤師が年収1000万円級の高年収を得る方法とは?

 

 

薬剤師が転職理由を考える前にすべきこととは?

 

冒頭で紹介したように、他人の転職理由を調べてばかりいる薬剤師さんは、どこか他人の中に答えを求めています。

 

ただ、結局みんな同じような理由で転職していきます。実は転職理由などというものは、たいして重要な事ではないのです。

 

最も大事なことは、自分の価値観をはっきりさせる、ということです。

 

「自分が求めることは何なのか」を自分自身に問わないと、納得できる転職をすることはできません。

 

価値観は人それぞれ

価値観

 

何に価値があると認めるかに関する考え方。

 

価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。

 

ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断。

 

ウィキペディア

 

定義にあるように、価値観とは「物事の価値を判断するときの基準となる考え方」です。

 

そしてそれは、一人一人違います。三十年近くも生きてくれば、考え方が違って当然ですよね。

 

仕事に対する感覚も当然、薬剤師一人一人違います。

 

薬剤師さんの場合、「人」か「モノ」かで大きく分かれます。

 

「人」に興味を持つ人は、人間関係の中にやりがいを感じます。接客、服薬指導のスキルを高めることに「価値がある」と思う人が多いです。

 

一方で「モノ」に興味がある人は、商品や薬剤の特徴、価格等に興味を持ちます。ドラッグストアのバイヤー、病院薬剤師など「情報」を扱う仕事にやりがいを見出すかもしれません。

 

薬剤師が働く理由も人それぞれ

当然の事ながら、薬剤師が働く理由は人それぞれです。

 

「人の役に立ちたい」という崇高な気持ちで働いている人もいれば、生活のため、お金のためになんとなく働いている人もいます。

 

業界の流れとして「薬剤師の医療への貢献」が期待されおり、やはりそれに相応しい薬剤師が求められています。

 

しかし、誰もが優れた薬剤師になる必要はありません。

 

「働く理由」はとても個人的なものであり、周りの目を気にする必要などないのです。

 

関連記事薬剤師の転職を成功させるために

 

「気持ちよく働ける仕事」は何ですか?

 

「価値観」というと少し難しく感じますが、要は「気持ちよく働ける仕事は何か?」ということです。

 

「気持ちがよい仕事」とは、「前向きになれる」「自尊心が持てる」に近いです。

 

「気持ちがいい」とは理屈ではないですよね。感覚に根差したものなので、そもそも誰かと比較できるものではありません。

 

「多くの薬剤師が転職する理由」を探すより、「自分が気持ちいい仕事は何か?」を考えるほうがずっと大事です。

 

仕事は綺麗ごとだけでは勤まりませんし、やりたいことだけできる仕事はありません。

 

しかし、なるべく自分の価値観に合う仕事を選んだほうが長続きするはずです。

 

世間一般の価値観に囚われず、自分に正直になりましょう。

 

「あなたが」やりたい仕事は何ですか?

 

転職理由は職場に伝えるべき?

 

最後に「転職理由を正直に職場に伝えるべきか」について。

 

私は「伝えるべき」と考える派です。

 

現状、薬剤師はかなり不足しており、どこの企業も採用に苦労しています。人材紹介会社に頼めば、薬剤師一人で100万円以上の報酬が発生するケースもあります。

 

さらに一人前になるまでの育成コストを考えると、「薬剤師が転職してしまう」ことは企業にとって重大なことです。

 

あなたが転職を切り出せば必死の説得をされるでしょう。そのため、誠意をもってあなたの気持ちを会社に伝えましょう。

 

私も転職するとき、正直に転職理由を会社に伝えました。かなり説得されましたが(笑)、結局辞めました。自分のやりたい事が明確にあったからです。

 

会社との話し合いで良い方向に転がりそうなら、転職しないのもアリです。

 

社会人として誠実に対応したいですね。


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