薬剤師の副業にライターを勧める理由

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薬剤師の副業にライターを勧める理由

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薬剤師ライターは稼げるのか?

薬剤師は世間で言われているように「高給取り」ではありません。

確かに、サラリーマンの平均年収(442万円・2016年)よりは高いですよ。

大手のドラッグストアや地方の調剤薬局なら、新卒で年収550万。キャリアを積めば600万以上も可能です。

しかし、悲しいかな病院薬剤師は薄給ですね。下手すれば400万を切ってしまうことも。。

もちろん会社の規模、業界によって変わってきますが、年収1000万を超えるような大手製薬メーカーと比べれば、とても「高給取りですね!」とは言えないでしょう。

薬剤師の副業は増えている

このように、薬剤師といえども、けして生活に余裕があるわけではありません。

年収500万程度で、家族を養い、子供の学費を貯め、住宅ローン、自動車ローン、生命保険料を払い…となれば正直カツカツですよ。

そんなわけで、「余った時間でちょっと副業してみようかな」と興味を持つ薬剤師が増えているのです。

でも、正社員として勤めながら余暇に別の薬局で働くとかは現実的ではないでしょう。

そもそも副業が禁止されてる企業もありますし、可能だとしても体力的にかなり過酷ですよね。

薬剤師が始めやすいのはライター業

薬剤師ライター

そこで、薬剤師さんにはライター業がオススメです。

ライターなら「パソコン一台でできる」「時間・場所にとらわれない」という利点があるからです。

さらに、薬剤師には「薬学」という専門性があります。

「正確な医療情報の記事が書ける」というスキルは、ネットメディアにおいてとても価値が高いのです。

つまり、記事の単価が高くなることから稼ぎやすいといえます。

素人でもライターってできるの?

「素人でライターなんてできるの?」と不安になるかもしれませんが、意外とライター業の求人は多いです。

例えば、インターネット上には医療や薬学、薬剤師に関するサイトが多数あります。

そういったサイトでは大抵、「薬剤師経験のあるライター」を募集していますよ。

当サイトでも応募をお待ちしております!

応募先ライターさん募集!あなたの経験を記事にしませんか?


また、インターネットの発展により「クラウドソーシング」に注目が集まっています。

クラウドソーシングとは簡単に言えば「インターネット上で不特定多数の人に業務を依頼すること」です。

記事作成、データ入力、ウェブサイトのロゴやデザインといった仕事をしてくれる人をネット上で募集するわけです。

すべてネット経由で完結してしまうわけですから、新しい仕事の在り方と言えるでしょう。

有名なクラウドソーシングには、後で紹介するランサーズ、クラウドワークスなどがあります。

ネットメディアへの不信感がヤバい…

ネットメディア

ただ、私が「薬剤師はライターをやるべきだ」と感じるのは「働きやすさ」だけではありません。

WELQ(ウェルク)問題をご存知でしょうか。

株式会社DeNAの運営するキュレーションメディアにおいて様々な問題が発覚し、2017年3月に謝罪会見が開かれました。

記事の盗用・コピペなどモラルが疑われるものばかりでしたが、医療従事者にとって注目だったのはWELQ(ウェルク)でしょう。

WELQ(ウェルク)は医療情報のまとめサイトであり、数万記事にのぼる医学・薬学関連の記事がインデックスされていました。

しかし、その内容はかなり怪しいものです。

「ラクトフェリンがHIVに効く」とか「肩こりは幽霊のせいかも」などギャグなのかな?という記事が大量に発見されたわけです(参考記事:モラルなし DeNA医療情報サイト )。

これは、素人が医学・薬学関連の記事を作成していたからです。

医療情報は専門性が高く、ユーザーに与える影響も大きいです。そのため、医師や薬剤師、管理栄養士など専門家に依頼すべきなのですが、当然単価も高くなります。

しかし、DeNAは記事作成コストを下げるため、文字単価0.2円などという低単価で素人に書かせていたわけです。

さらに、「1日10記事」などノルマが課せられますが、素人では難しい。

そこで「他のサイトから少しずつコピペしてつなぎ合わせる」というマニュアルを作成して、素人ライターに大量生産させていたのです。

ユーザーは「信頼できる情報」を求めている


昔からインタネット情報は「信頼できない」と言われてきました。

サイト運営をしているとわかりますが、ネットの記事なんて正直誰が書いているかわかりません。
出版社のように編集者がチェックしているわけではないですからね。

さらにDeNA事件により、ネットメディアの不信感は高まるばかりです。

ユーザーは「信頼できる情報」を求めているのです。

専門性の高い薬剤師が医療情報を書くことは、社会的にとても価値あることではないでしょうか?

もっと多くの薬剤師がライターに興味をもって欲しいと思います。

ランサーズとは?


さて、長くなりましたが、ここからはクラウドソーシングについて。

私も利用している「ランサーズ」について説明します。

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クラウドソーシング「ランサーズ」



ランサーズ(Lancers)は日本最大級のクラウドソーシング。ライターの登録者数は業界屈指です。

名前の由来ですが、

LancersはLancerの複数形。つまり、「ランサー達」という意味です。

「ランサー」は、フリーランサー(特定の企業や集団に属さず、個人事業者として仕事を行う人)の略です。

どんな仕事が受注できる?

ランサーズには全141カテゴリの仕事があります。

ウェブサイト制作・デザイン、スマホアプリ・モバイル開発といった専門的なITのスキルが求められるものから、データ作成、レビュー、アンケートなど比較的誰でもできるような簡単なものまで多彩です。

薬剤師さんなら薬学・医療領域に関する記事の執筆、英語論文の翻訳等が一般的でしょう。

サイト管理人も使ってます

下記の記事は、ランサーズを使って採用したライターさんに書いていただいたものです。

ちなみに当サイトは、素人の方に記事を書かせることは一切ありません。
必ず「職務経験」「薬剤師免許」のある方にお願いしています。

薬剤師から未経験でCRAへ転職!CRAの仕事に必要な能力とは?

もう辞めたい!CRAのデメリットとは?CRA経験者が語る

なぜMRから調剤薬局に?転職経験者が語るメリット、デメリット


ランサーズの仕事にはいろんな形がある


ランサーズで仕事を依頼する方法は、大きく分けて4種類あります。

プロジェクト方式

薬剤師がライターとして仕事を受注する場合、プロジェクト方式が一般的だと思います。

プロジェクト方式は、1つの仕事依頼に対して複数のランサーが見積もりを出します。
クライアントはランサーの見積もり内容や実績から、仕事をお願いしたいランサーを選びます。
いわば、人物重視の依頼方法と言えるでしょう。

例えば、

「ドラッグストアの頭痛薬の選び方と注意点について。1記事3000字で報酬5000円」

という仕事が募集されているとします。

ランサーは

「ドラッグストアの薬剤師です。特にOTC医薬品の記事を多数執筆しています。医療や医薬品に関する記事ならお任せください。」

など、自身のキャリアや執筆経験、得意ジャンルなどをアピールして、クライアントに提案します。

クライアントは、集まった提案から最適なランサーを選び、仕事がスタートします。

タスク方式

タスク方式は単純作業の仕事が多いです。

例えばクライアントが「顧客データ100人分を登録してほしい」と依頼します。

それに対して複数のランサーが提案し、同時に一つの依頼を作業します。

コンペ方式


コンペはコンペティション(competition)の略で「競争」という意味です。

「デザインコンペ」と言われるように、コンペは「ロゴやイラスト」など作品重視の仕事によく用いられます。

例えば、クライアントは「○○会社のロゴをつくって!」と依頼します。

それに対して複数のランサーが実際にロゴを作り提案します(複数OK).

クライアントが提案されたものから選び、作成者に報酬を支払います。

ストア

ストアは、すでに出品されている商品を選んで購入する方式です。

例えば「サイトのヘッダー作成。1件2,000円」という仕事がパッケージとして出品されていて、購入者は過去の作品や評価を吟味しながら購入を検討します。

ランサーズのメリット

メリット

ランサーズには、クラウドソーシングならではのメリットがあります。

匿名で仕事ができる

勤め人に嬉しいのは「匿名でOK」ということです。

ニックネームで登録し、個人情報をさらすことなく仕事ができます。

「会社にばれたくない」という方には最適です。

パソコン+ネット環境でどこでも仕事ができる

ライターの仕事は場所を選びません。

ファミレス、カフェ、図書館などパソコン+ネット環境があればどこでも執筆・納品できます。

ランサーの報酬を守る仕組みがある

ライターさんがランサーズを利用する最大のメリットはこれだと思います。

インターネット上で個人で仕事をしていると、トラブルに巻き込まれることが少なくありません。

なぜなら、自分も相手も匿名で仕事をすることが多いからです。

クライアントの素性もあまり知らないまま仕事を納品したらそのままバックレられた!なんて可能性は十分あります。

しかし、ランサーズでは、仕事を始める前に報酬を仮押さえします。これをエスクローといいます。
これは保険のようなものです。仕事を終えたら必ず報酬が支払われるよう、ランサーを守る仕組みといえます。

また、ランサーズでは仕事相手を相互評価するシステムがあります。
過去の仕事の評価はすべて残るので、仕事を始める前にしっかりとチェックできます。

つまり悪質なクライアントを避けることができるのです。

ランサーズのデメリット

薬剤師ライターのデメリット

ランサーズはフリーランサーが集まるサイトであるため、苦労もあります。

最初は仕事を得るのが大変

プロジェクト方式の場合、一つの仕事に対して複数のランサーが提案をします。

しかし、選ばれるのは一般的には一人です。つまり、依頼者に選ばれる実績・プレゼンが必要なわけです。

選ばれやすいのはやはり実績・経験のある人、自分を売り込むプレゼン力の高い人ですよね。

そのため、最初は仕事を得るのがなかなか大変かと思います。

最初は高単価の仕事が得られない

私は文字単価2円以上で依頼することが多いですが、これは結構高いと思います。

魅力的な依頼には「認定ランサー」など実績のある方が多数応募してくれます。

依頼する側としても、やはり能力の高い方に記事を書いて欲しいわけです。高いお金を払うのだからなおさらですよね。

高単価案件にはランサーが殺到し、競争率が高くなります。

薬剤師がランサーズで大きく稼ぐには?

稼ぐ

最後に、薬剤師がゼロからライターで多く稼ぐにはどうしたらいいのか?

依頼者側からアドバイスさせてください。

最初は単価が低い仕事も受ける

最初は選り好みせず、どんどん仕事をしましょう。

文字単価0.2円とかだと、2000文字書いてもコーヒー一杯くらいにしかなりません。

それでもどんどん仕事をすれば、それがあなたの実績になります。

良い記事を書き、クライアントと丁寧に連絡をとれば、仕事後に「5つ星」の評価をくれるでしょう。

クライアントは必ず過去の評価をチェックしてますからねー。

そこで「この人は丁寧に仕事をしてくれそう」と思わせれば、もっと高単価の案件をゲットできるようになります。

自分の「売り」を作る

まずは一つ得意分野を作るとよいです。

「薬学ならどれでも書けます」より、「育毛剤について100記事書いてきました」「睡眠障害、治療薬ならお任せください」というプロフィールのほうがインパクトがありますよね。

特定分野の職人になるわけです。

薬剤師さんなら、「本業が実はかなり専門性が高かった」ということはよくあります。

ドラッグストアの薬剤師なら、OTC医薬品や医療機器、健康食品・サプリメントには詳しいはずです。

専門病院の薬剤師なら、仕事をしながら自然と専門性が磨かれていきます。

「すでに自分が持っているもの」を活用しない手はありません。

高単価案件はプレゼン力がカギ

ライターとしての実績と薬剤師経験があれば、自然と高単価の仕事を得られるようになるはずです。

しかし、なかなか選ばれないとしたら、それは「プレゼン力」が低いのかもしれません。

クライアントの依頼内容から、「どんな記事を欲しているのか」をきちんと考えましょう。

自分からクライアントにメールして、記事内容の詳細を確認してもよいです。

つまり、「自分が書きたい記事」ではなく「相手が書いて欲しい記事」は何かということです。

これが分かってくれば、必ず稼げるようになると思います。

むしろ、仕事が殺到しすぎて本業を超えてしまうかもしれません。

まずは気楽に始めてみましょう


薬剤師免許を持っているということは、実はすごいことなんです。

「薬のことなら大抵はわかるよ」って、一般人からしたらすごいことだと思いますよ。

「毎日毎日薬だらけでもううんざり!」という日常だと、これが普通になってしまいますけどね(笑)。
「これで食べてるんだからあたりまえでしょ」という。

薬剤師の服薬指導は「患者さんに薬の情報を分かりやすく説明する」ことです。

これって、実は「記事を書くこと」と同じです。

つまり、専門知識をわかりやすく記事にできればそれでOKなんです。

文章を書くことは肉体労働で大変ですよ。でも、「自分の仕事が形になる」というやりがいもあります。

少しでも興味があるなら難しく考えないで気軽に始めてみましょう。


クラウドソーシング「ランサーズ」会員募集(無料)


ただし副業で年間20万円以上稼いでしまうと確定申告が必要になります。

税金はちゃんと納めましょうね。


追記:本業でライターをやりたい人向け


最後に「本業でライター職につきたい」という薬剤師さんなら、メディカルライターがあります。

メディカルライターとは?

メディカルライターとは、健康・医療に関する専門情報を適切に届けるため、適切な文章の形で発信する専門家のことです。
一般的に、専門家向けや製薬業界内では「メディカル・ライティング(テクニカル・ライティング)」、一般向けの情報発信は「ヘルス・コミュニケーション」と分けて使用されています。

エリートネットワーク


前者のメディカルライティングが求められる業界はCROです。

CROは製薬企業の臨床開発を支援する企業のこと。薬事申請においては高度なメディカルライティングのスキルが求められ、申請・承認スピードに影響を及ぼす重要な仕事です。

ただ、CROのメディカルライターは高度な専門性・英語力が必要です。未経験からの転職は結構ハードル高いですよね。

他の選択肢としては広告代理店があります。

医療に特化した広告代理店では、実は多くの薬剤師が働いています。
製薬企業をクライアントに持ち、新薬のパンフレットや新聞広告、ポスターなどのコピーライティングを行います。

薬剤師の業界雑誌(日経DI、ファーマトリビューンなど)も、メディカルライターの仕事の一つと言えるでしょう。

メディカルライターと一口に言っても、会社によって求められる仕事は様々ですね。

メディカルライターの求人はどこにある?

メディカルライターの求人はやはり少ないです。

CROやメディカル系広告代理店は通常、東京、大阪などの大都市にあります。
ギリギリ名古屋、福岡にもあるかな…というレア度。やはり希少なんですね。

なので、ほとんどハローワークには出てきません。

メディカルライターの求人を多数保有しているのは、薬剤師専門の転職サイトです。

メディカルライター
薬キャリAGENT公式サイト

上記は薬キャリAGENTの求人の一例です。

仕事の性質上、女性の薬剤師が多いですね。それだけに、産休・育休・育児のための時短勤務などママ薬剤師にも働きやすい環境が整備されているようです。

ただ、ほぼ東京、大阪限定!というところがネックですね。

フットワークの軽い20代の薬剤師さんなら、応募してみる価値はあるでしょう。

薬キャリAGENTの運営会社は自社でCRO事業も営んでいるので、CROの求人も豊富です。

薬キャリAGENT公式サイトでメディカルライターの求人をチェックする(※無料)



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