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マツキヨ薬剤師のお給料はどれほど?
日本人に「ドラッグストアと言えば?」と聞けば、三人に一人はこの名前が出るでしょう。
マツモトキヨシ。
通称「マツキヨ」。ドラッグストア売上高3位(2017年)の国内最大手ドラッグストアチェーンです。
マツモトキヨシは高年収でも有名な上場企業です。
「マツモトキヨシの薬剤師は年収800万円を越えられる」という噂がありますが果たしてこれは本当なのでしょうか。
OTC専門薬剤師の新卒からの年収推移を見ながら、この噂について説明していきます。
新卒でマツモトキヨシに入社。
関東でも有数の超繁忙店でOTC薬剤師としてのキャリアを積む。
まず、どうすればマツモトキヨシで年収を上げられるのかを説明しますね。
年収を上げる方法には主に2種類あります。
1つ目のランクとは社員のステータスのようなものですね。入社時はみんな同じ最低ランクのAからスタートです。
経験を積み、規定の評価をクリアすると次のランクであるLに上がることができます。AからLへ上がることで約30万円年収が上がります。
これが入社して初めての昇給です。早い人だと入社して3年目には上がります。やるべきことをしっかりやって、普通に働いていれば上がると言われていますが、時にはなかなか上がらない人もいるようです。
スタート時の年収がおよそ500万円なのでこの時点で年収は約530万円になります。
さらに経験を積み、試験や面接を乗り越えると次のランクであるSに上がります。
早い人であれば入社から5年目にSになることができます。
しかしSの難易度はかなり高いのでそう簡単には上がりません。
まずSになるための試験に呼ばれる人は仕事ができるほんの一部の人たちだけです。Lは普通に仕事をしていれば上がりますがSは普通以上の働きをしないとまずお呼ばれすらしません。
運よくお呼びがかかっても、難易度の高い試験や集団面接などを通過しなければいけないので、Sになるのはかなり難しいです。
Sになるための試験に何度も落ち、結局10年以上Lのままで働いている社員もたくさんいます。
頑張ってSになることができたらそれだけで年収は100万円上がると言われています。つまり、早い人だと入社5年目で年収約630万円にまで上がります。
次は2つ目のライセンスについてです。ライセンス=資格のことですね。
最初に目指すべきはやはり店舗の長である店長です。
こちらも日ごろの業務の評価が規定ラインを上回ることで店長ライセンスへのお呼びがかかるシステムになっています。
お呼びがかかると定期的に店長ライセンス取得へ向けた講習へ出席しなくてはいけません。数値管理、人材育成、PB商品などについてみっちり勉強をします。
この講習はもちろん出勤として扱われるので心配はいりません。
講習を終え、試験と面接をクリアすれば無事に店長ライセンス取得となります。早い人だと入社から5年目でライセンスを取得することができます。
店長手当が年間で100万円ほどです。つまり、入社して5年目で先ほど述べたS試験にも受かり店長にもなれた場合は年収約730万円にまで上がります。ここまで来ると高年収と言っても問題はないですね。
しかし、1つ注意が必要でして、店長ライセンスを取得したとしても実際に店長として働き始めるまでは店長手当は付きません。
新店オープンなどとうまく重なれば取得から数ヶ月で店長として働き始めることができるのですが、タイミングが悪いと1年くらい待たなければいけないこともあります。
女性の方限定にはなるのですが、もう1つ昇給する方法があります。
それがチャレンジ店長という制度を利用したものです。
会社が女性の店長を増やそうと始めた取り組みで、通常の店長ライセンス取得時と同じ講習を受け、その後に研修中の店長として勤務します。
そこでの評価次第で試験や面接を受けることなく店長に上がることができるのです。こちらは早くて入社4年目でお呼びがかかります。
通常の店長よりも1年早いんです。しかも、チャレンジ店長をやります、と承諾した翌月から店長手当が付くのでかなりおいしいです。
ちなみにですが、私はごく普通にやるべきことを淡々とこなし、普通に働いていただけでしたが3年目にランクが上がり4年目にチャレンジ店長に呼ばれました。
真面目にきちんとやるべきことをやれる人であれば昇給は必ずします。
ランクを上げ、店長ライセンスを取得することで年収約730万円までは到達できることが分かりました。
でもこれでは年収800万円にまではまだ届きません。先ほどの説明では省略しましたが実はLランクやSランクの中にも階級があり、同じLランクでも何段階かに分かれているのです。
このさらに細かい段階分けについては詳しくは公表されていないのではっきりしたことは言えませんが、同じSでも1番上と1番下では何十万円か違うという話です。
また、どこの店舗でも残業はどうしても発生してしまいます。店舗によってはほとんど毎日残業というところもあるため、残業代もかなりの額となります。
私の場合多い時でひと月6万円くらいは残業代がついていた時期がありました。この残業代とランクの細かい段階分けによる給料を合わせると年収800万円は何ら難しい金額ではありません。
店長のさらに上のSVになることができたら、もっと年収は上がります。SVとは店長たちを取りまとめながら店舗の管理をしていく人たちですね。
これくらいのレベルになると残業代を含めなくても年収800万円は十分に到達できる金額です。
高年収の線引きとして良く使われる基準がこの年収1,000万円ですよね。誰でも1度は憧れを抱いたことがあるはずです。
最初に結論から言ってしまうと、マツモトキヨシで年収1,000万円を超えることは可能です。十分に超えることはできます。
ただし、年収1,000万円クラスとなると店舗ではなくマツモトキヨシの本社で働くことになるでしょう。
本社には商品開発部や人事部、など多くの部署がありますが、これらの部署は“仕事ができる人”しか行くことができません。つまり本社も1つの出世先なのです。
目安として課長クラスまで上り詰めることができたら年収1,000万円を超すことができるでしょう。
マツモトキヨシの採用ページの募集要項に「課長クラス モデル年収1,100万円」と書いてあるので間違いありません。
もっと上に上がると年収1,500万円くらい貰っているという話も耳にしたことがありますが、これに関しては定かではありません。
ドラッグストアの薬剤師は高年収、という話はまんざら嘘ではありません。
途中で辞めずにこつこつと評価を積み重ねていくことで年収はかなりの金額まで上がります。
ただし、やはりここまで昇給するのには時間がかかります。年収1,000万円であれば10年以上は見積もるべきです。
マツモトキヨシに限らずどこのドラッグストアでも薬剤師はすぐに転職してしまうことが多いのですが、この転職するタイミングで1番多いのが入社2年目から3年目くらいの頃です。
つまり、多くの薬剤師が昇給する前のタイミングで会社を辞めてしまっているんですね。
そのためか身の回りで年収1,000万円を貰っている薬剤師という人はなかなか会えないと思います。
ころころ転職せずに頑張って努力すれば年収800万円、さらにその上の年収1,000万円の栄光は掴むことができると言えます。
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