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アイランド薬局・薬剤師のリアルな体験談
みなさんはアイランド薬局をご存知でしょうか?
スギ薬局やマツキヨと比べれば小さな薬局チェーンですが、実は地域密着型の薬局として着々と成長している会社なのです。
私はアイランド薬局で6年間、パート薬剤師として勤務しました。
そこでの経験、見聞きしたことをお伝えしたいと思います。
アイランド薬局に興味のある薬剤師さんの参考になれば幸いです。
薬剤師の業務としては正社員、パートの区別はなく調剤、監査、服薬指導、薬歴記入、OTC販売が基本となります。
多店舗からのヘルプ薬剤師や派遣薬剤師は服薬指導、薬歴記入がメインとなりますが、余裕があれば調剤も手伝ってもらいました。
医薬品の在庫管理など事務的な業務は主に正社員薬剤師がやりますが、たまにパート薬剤師も手伝ったりしました。
パートは調剤業務がメインですが、混んでいない時間帯に一包化用に錠剤をヒートから出してカセッターや瓶に入れたり、約束処方の散剤の予製を作成したりします。
事務スタッフはオペレーターと呼ばれ、処方箋入力、化粧品、食料品など医薬品以外の販売、レセプト関係の業務などを行います。
またアイランド薬局では青汁やクリームなど自社ブランド商品などを取り扱っています。
一部店舗ではコンタクトレンズも取り扱っており、教育を受けたオペレーターが販売しているようです。
在宅については全ての店舗で行っているわけではありません。
月に1回、エリアごとの薬局長会議があり、そこで発表されたクレーム報告、過誤報告などが後日店舗ミーティングで共有されます。
毎朝、業務前には朝礼を行い、社訓を皆で読み上げ、連絡事項を伝達したりします。
店舗や地域によって変わるかもしれませんが、私がいたエリアでは全体的にアットホームな雰囲気でした。
薬剤師、オペレーター同士も仲良くやっていた店舗が多いように思えます。
正社員は繁忙期や棚卸し時期などに残業をすることがありますが、パートは基本的には残業させずに定時で上がらせるようにしています。
パートには薬歴を記入する時間をしっかりと与えられるので未記入の薬歴を残さず定時に帰れます。
他店舗にヘルプに入った薬剤師にも薬歴記入の時間はしっかりあり、正社員、パート関係なく定時に帰っていました。
正社員の勤務状況は4週8休が基本で、有給休暇、夏季・年末年始休暇、バースデー休暇などがあります。
私がいたエリアでは東日本大震災と国家試験の低い合格率の影響で、一時劇的に人手が不足して、薬剤師があちこちにヘルプに行かされたということがありました。
現在はある程度落ち着いてきたとは思いますが、地方ということで薬剤師は慢性的に不足している状況です。
そういう事情もあり、私のいた店舗では、正社員薬剤師、正社員オペレーターはなかなか休みを取れていなかったようです。中には週6日以上勤務していた時もありました。
震災の影響が落ち着いた頃には通常のシフトに戻っていました。
パートに関しては、しっかりと休みはとれるようになっていました。シフトに関しては、パートの希望は通りやすいです。
パート薬剤師でもヘルプに行くことはありますが、場所、時間などある程度は融通してくれました。
私がいた店舗やヘルプに行った店舗では薬剤師とオペレーターの関係は良好でした。
入力、レセプト関係で分からないことがあればオペレーターが教えてくれました。
チーフオペレーターは長年その店舗にいるので、ずっと来ている患者さんの特徴や病院事情などに精通しており、何かと助けてくれました。
薬剤師、オペレーター共に女性比率が高く、子持ちのスタッフもいます。
育児休暇を取るスタッフもいるので、育児中の薬剤師は働きやすい環境ではないかと思います。
前にいた会社ではあまりパートが意見を言いやすい環境ではなかったのですが、アイランド薬局では薬剤師、オペレーターも正社員、パート関係なく、気になったことや意見を言いやすい環境にあったと感じました。
年に1回、正社員、パートに勤務状況の評価表みたいなものが配られていました。
自分のスキルを活かせているかとか、この店舗で長く勤務したいかといった事を記入し、マネージャー、部長クラスがそれを見て社員の状況を把握しているようでした。
エリアマネージャーやたまに部長がヘルプに入ることがあり、その時に色々と相談したり、意見を言ったりもできました。
マネージャーは気さくな人が多く、薬局長に相談しにくい事なども相談できたり、個人的にはとても話しやすかったです。
前にいた会社よりは、マネージャーが店舗に来る頻度は高かったので、各店舗の状況を把握していたように思えます。
福利厚生についてはパートだったので、詳しくは分かりません。
ただ、アイランド薬局ではコンタクトレンズも販売しているので、正社員、パートも社員割引で安くコンタクトレンズを購入できました。
家族の分のコンタクトレンズも購入できました。
アイランド薬局では中途採用を積極的に行っています。
管理薬剤師の経験があれば、ある程度早くに薬局長になれるかもしれません。
私がいた時期は震災などの影響で退職し、東北を離れる人が多かったです。
そのために人手不足に陥り、異動が頻繁に行われていました。
震災が落ち着いてきた頃には、退職者も極端に多くはなく、一般的な薬局並みではないかと思います。
ただ異動は割と多いかなという印象をもちました。
研修についてはしっかりとやっているようです。
4月には新人薬剤師が東北エリアの店舗で研修を受けたりしていました。2年目、3年目薬剤師の研修、薬局長研修などがありました。e-ラーニングによる研修もありました。
また、海外研修も盛んに行われていて、ある程度勤務すると薬剤師はアメリカ研修に行けるそうです。オペレーターも研修でマレーシア、台湾などに行っていました。
薬剤師は正社員もパートも月1回の小テストを受けました。日経DI、薬局などの数冊の雑誌から出題されるので、休み時間などを利用して、皆雑誌を読んで勉強していました。
また、学会への発表も積極的に行っていました。それぞれの地区で研究発表会を行っていて、選出された優秀な演題は本選で発表されます。
さらに優秀な演題は日本薬剤師会学術大会などの学会に発表されます。
他の薬局と比較してアイランド薬局の薬剤師は、患者さんに親身になって服薬指導をする人が多いように感じました。
現に、多くの患者さんからアイランド薬局の薬剤師さんが一番親切だという意見をいただいたことがありました。
私がいた時は患者さんアンケートを実施していましたし、患者さんの目線に立とうとする姿勢は強いと思います。
私はパートとして勤務していたので、正社員の年収、昇給については具体的に分かりません。
ただ、正社員の話によると若手の年収は他社と比べて低めだそうです。
能力に応じて昇給していくそうですが、かなり自分から努力しなければなかなか上がらないとか。
研修をしっかり受けてスキルアップを図り、薬局長、エリアマネージャーになれば年収は高くなるかもしれません。賞与は毎月基本給に上乗せされて支払われるそうです。
正社員は年に一度、自己評価表を記入します。
自分で記入した後は、その店舗の薬局長がさらに評価し、マネージャー、部長までいくそうです。
パートにはそのような自己評価システムはありませんでした。
パートの時給に関しては2000円前後で、他社とはそんなに変わりはないと思います。
企業の業績が好調だった年にはパートにもボーナスが少し出ました。
契約更新時にマネージャーと面接を行い、昇給などの話をします。私の場合は数年に1回の頻度で昇給がありました。パートの昇給の基準はよく分かりませんでした。
パートも能力次第では昇給していくかもしれませんが、パートの業務はあまり変化がないので、キャリアアップによる昇給は時間がかかるかもしれません。
少なくとも私が勤務していた店舗は、スタッフ全員親切で雰囲気はとても良かったです。
パートとしてはとても働きやすい会社だと思いました。薬局長はもちろんエリアマネージャーがとても話しやすかったというのもあったのかもしれません。
薬局長、エリアマネージャーとの相性が良くないと大変だとは思います。個人的には今まで働いてきた病院、薬局と比較して一番居心地が良かったです。
転勤族だったため、辞めざるを得ませんでしたが、それがなければずっとパートとして働き続けたかったです。
正社員となると、年収、昇給など色々と気になる所はあります。
研修などはしっかりやっている会社だと思いますので、薬剤師としてしっかりと勉強していきたい人、積極的に自分を売り込める人にとってはやりがいがある良い会社ではないかと思います。
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