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マツキヨ超繁忙店の労働環境とは?
私が勤めていたドラッグストアは関東圏内でも売上がTOP3に入るほどの規模で、多い日には1日で1,000万円以上もの売上を叩き出します。
レジは常に長蛇の列、インバウンド需要が高いお店であったため、買い物カゴ3つ4つに商品をパンパンに詰めてくる方もいます。
私がお会計をしたお客様の中で1番買い上げ点数が多かった方は200点を超えていました。お会計も何十万円にもなります。
そんな職場環境で勤務してきた私が、マツモトキヨシ超繁忙店の仕事内容・労働環境について説明します。
新卒でマツモトキヨシに入社。
関東でも有数の超繁忙店でOTC薬剤師としてのキャリアを積む。
超繁忙店であっても仕事内容はいたって普通です。
などです。
しかし、一般的なドラッグストアとは少し要領が異なります。
観光客の方がかなり多いので薬の相談を英語で受けることが1日に1回は必ずあります。
英語で症状を聞いて英語で飲み方などの説明をするのです。
大学で習った医療英語がまさか実践で役に立つとは思ってもいませんでした。
レジ打ちも同様に英語での対応が増えます。
観光客の方はお店が推奨している強化品に非常に興味を持ってくれるので「こんな商品もありますよ。こちらの方が安くて効果的ですよ」と営業をかけながらレジ打ち業務をします。
先ほども言ったように1回の買い上げ点数が非常に高いので、売場の商品はすぐに空っぽになってしまいます。素早い商品補充は欠かせません。
とりわけ来店を促す目的で置かれている店頭商品はすぐに全滅してしまうので物凄い頻度で補充します。
都内の店舗は横に広い一層式ではなく、上に階数を増やしていく多層式が多いので、商品を補充するのはかなり体力を消耗するんです。
私がいたお店は1階が売場、3階が倉庫だったので両手一杯に商品を持って何度も何度も階段の上り下りをしなくてはいけませんでした。
都内のドラッグストアって結構、体力勝負なところがあるんですよね。
そしてもう1つ、都内の店にありがちな仕事が「バイヤーの対応」です。
会社のバイヤーじゃありません。“転売ヤー”のことです。
中国で人気の高い商品を大量に購入し転売して生計を立てている方が、毎日商品の仕入れにやってくるのです。
物凄い量を大量に買われる方が立て続けに何人も来店されるので、バイヤーさんが来ると商品の在庫を取りに何度も倉庫へ走らなければなりません。
ドラッグストアは小売業であり卸ではないのでこちらが販売できる量にも限りがあるのですが、バイヤーさんはどうにかして1つでも多くの商品を手に入れようと必死です。揉めてしまうことも多々ありました。
これだけ忙しいと労働環境が悪いのではと思われるかもしれませんが、残念ながら実際その通りです。
まず基本的に人手不足が深刻です。店内にあるレジすら全台は埋まらないくらいの人数しかいません。
そうなると、勤務時間内はだいたいレジにいることになります。
そうでないと会計待ちの列が1階のフロアだけでは収まりきれずに他の階にまで及んでしまいます。
労働時間8時間のうち9割くらいはレジです。残りは発注や売場のメンテナンスなどです。
暇なときはちゃんと発注の時間を確保できますが、基本ゆっくり発注時間を取れることはほとんどありません。
そのため短時間で精度の高い発注をする能力が求められます。どんなに発注の時間がなかったとしても欠品したら自分の責任なので、その場合は近場の店舗に借りにいかなければなりません。
棚替えの時間やPOP作りの時間も貰えることはほとんどないので出勤前か後に時間を作って自分でやるしかありませんでした。
忙しいお店だから繁忙店手当があるんでしょ?と思われるかもしれません。
東京や千葉など勤務するエリアによって基本給が変わる制度はありますが繁忙店手当のような制度はありません。
他のドラッグストアの中には勤務地によって手当がもらえるところもあるみたいですね。
マツモトキヨシには手当がないので、忙しい店舗で働いている人も暇な店舗の人も基本の給料は同じです。
それなら「忙しい店舗で働いている人は損じゃないか」と思うかもしれませんがそうでもないのです。
実は繁忙店で働く人の方が出世しやすいという特徴があります。
最短で昇給し、最短で店長になりやすいのは実は繁忙店で働いている人なのです。
店長、さらにその上のSVをやっている人の多くは繁忙店で働いていた経験がある人がほとんどです。
売上規模の大きい店舗で働くのは忙しさというマイナス要素も大きいですが、それだけ学べることも多いのです。
商品の回転が速いので売場を変えれば数値の変化がすぐ目に見えます。
どうやったらお店が売りたい商品をお客様がセルフで取るようになるか考えながら売場を作るのは結構面白いものです。
お客様をとりこにできる会話ができる人であれば強化品もどんどん売れます。繁忙店には忙しいからこそできることも多くあり、それが評価されやすい環境なのです。
マツモトキヨシには女性の店長を増やそうとする取り組みの一環でチャレンジ店長制度というものを取り入れています。
通常であれば店長ライセンスの試験を受けるためには規定の評価をクリアしていなければならないのですが、チャレンジ店長に任命されれば、その過程を省いて店長になるための研修を受けることができます。
研修を終え“店長研修中”という形で業務をこなしていき、そこでの評価が良ければそのまま店長になることができるのです。
このチャレンジ店長も繁忙店で働いている人の方が任命されやすい傾向にあります。
この制度の凄いところは「チャレンジ店長をやります」と答えた翌月から実際に店長手当をもらうことができるところです。
研修を受けている段階でも店長手当を貰えるなんてなかなか太っ腹です。
マツモトキヨシでは早い人だと入社して3年目に昇給し、30万円ほど年収が上がります。
さらに4年目になるとチャレンジ店長のお声がかかることがあり、これを承諾すれば60万円ほど上がります。
つまり100万円近い昇給が4年間で可能ということです。
繁忙店で働いていても基本の給料は同じですが昇給の可能性が高いのです。
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