薬剤師の職場の人間関係が辛い!5つの理由と今日からできる改善策

人間関係に悩む女性

 

人間関係が辛い!その理由は?

 

 

薬剤師に限らず、現代人の多くが仕事に悩んでいます。

 

その原因として「人間関係の悩み」はトップスリー、いやナンバーワンに位置しているのではないでしょうか。

 

精神科で働いていると、本当に多くの人が人間関係で悩んでいることが分かります。

 

「職場の人間関係に疲れ果てる→うつ病、パニック障害などを発症→病院へ」というパターンはまさに「精神科患者あるある」です。

 

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薬剤師もやっぱり人間関係が辛い

2014年にサイトを開設してから、多くの薬剤師さんの転職相談を受けてきました(→サイト管理人の転職相談室はこちら)。

 

そして分かったことは、やはり転職に悩む一番の理由は「人間関係」であるということ。みなさん本当に苦しんでいます。

 

薬剤師という仕事の宿命なのでしょうか。薬剤師なら誰でもついて回る問題です。悩んでいるのはあなただけではありません!

 

ここでは、100人以上の薬剤師さんの投稿から分かった「薬剤師が人間関係に悩む理由」「人間関係の問題を抱えやすい薬剤師の特徴」について紹介します。

 

また、「人間関係を改善するために取り組みやすい方法や考え方」についても紹介しますので、参考にしてみてください。

 

薬剤師が人間関係で悩みやすい理由とは?

悩み

1.ミスが許されない仕事

薬剤師の調剤業務はミスが許されません。薬の種類や用量を間違えれば、患者さんの命を危険にさらすようなシビアな仕事なのです。

 

そのため、職場は常に緊張しています。1日200枚、300枚も調剤するような調剤薬局や病院薬剤部のピリピリ感てすごいですよ。

 

そういった職場は殺伐としているので、人間関係も悪化しやすいです。

 

2.閉鎖的空間である

ドラッグストアは調剤業務だけでなく売り場管理、OTC販売など店の仕事があります。職場空間が広くて、文系社員やパート、アルバイトなどたくさん人がいるので、合わない人がいても緩和されます。

 

でも、調剤薬局は逃げ場がありません。狭いところでずっと仕事しているので、合わない人と常に顔を合わせている状態です。経験がありますが、これはなかなか辛いですよ。

 

調剤の仕事はダブルチェックが基本なのでチームプレーが重要です。合わないからと避けるわけにはいかないわけです。

 

3.病院薬剤部は人事異動がほとんどない

大手チェーンのドラッグストアや調剤薬局は、定期的に人事異動があります。合わない人がいても「半年もすれば移動する」と思えば頑張れますよね?

 

薬剤師の人間関係の問題は、経営陣にとっても悩みの種です。せっかく採用したのに人間関係で辞められてはたまったものではありません。そのため、上司に訴えると店舗を移動させたりという対応をしてくれることもあります。

 

でも、病院薬剤部は基本的に人事異動がありません。まったく同じ顔ぶれが5年、10年続くなんて普通なわけです。

 

病院薬剤部で人間関係の問題が致命的になるのはこういった理由があります。

 

4.身分の違い、雇用の違いによる人間関係の悪化

実は、薬剤師は羨まれる職業の一つです。世間のイメージは「薬剤師=高給取り」なのです。「いやいや違うよ」と思う薬剤師さんは多いかもしれませんがw

 

しかし、私はドラッグストア勤めで世間との感覚の違いをひしひしと感じました。

 

ドラッグストアの顔はやはり薬剤師です。そして、給与面でも一般社員に比べてはっきりと違いがあります。

 

当時私が勤めていたドラッグストアでは、新入社員の薬剤師が店長よりも給与が高いという状況が発生していました。「薬剤師手当」「高時給の残業代」などを含めると、トップを越えてしまうことがあったのです。まったく何もできない人間が最も給料を取るというありえない状況w これでは恨まれるのも仕方ありません。

 

パート薬剤師であっても「時給3000円!」など、世間からすればありえない時給の求人があります。ベテラン事務員からすれば面白くないのは当然ですよね。

 

薬剤師 vs 一般社員  薬剤師 vs 医療事務 の人間関係のトラブルはとても起こりやすいです。

 

5.女性が多い職業

薬剤師は女性が7割を超える職業です。調剤薬局だと医療事務も含めて、職場における女性の割合が8割を超えることも珍しくありません。

 

一般的にですが、女性の多い職場は人間関係が悪化しやすいといわれています。一人でもムードメーカー(標的?)の男性薬剤師が入ってくれば雰囲気は柔らかくなるものですが、どこも薬剤師は不足している状況。簡単に人事異動はありません。

 

女性は他人と自分を比較しやすいものなので、仕事内容や責任の違い、給料の差などでトラブルを抱えやすいです。

 

人間関係の問題を抱えやすい薬剤師の特徴

薬を説明する薬剤師

 

ドラッグストア、調剤薬局、病院とどんな職場にも人間関係で問題を起こす人はいます。

 

特徴があるので、ここで挙げてみます。

 

空気が読めない

漠然とした表現ですが、空気が読めないとは「今、目の前にいる人がどうゆう心境か想像できない」ということではないでしょうか。

 

同僚を不快にさせたり、お客様や患者さんからクレームを受ける人は、たいてい空気が読めない人です。

 

「相手の気持ちになって考えろ」と言われます。
はたして相手の気持ちが本当に分かるのかという疑問はありますが、少なくとも今、嬉しいのか悲しいのか、辛いのか怒り心頭なのか、フラットな状態なのかは、相手の表情や口調から感じ取れます。

 

空気の読めない人は、相手の気持ちを察する能力が著しく低いわけです。相手が不快になっているのに、さらに余計なことを言ったりやったりしてしまう。それでクレームになってしまいます。

 

自分の考えが常に正しいと思っている

モーレツ型のドラッグストアの店長によくある性格です。
自分のやり方、考えが正しいと思っているので、部下の意見を聞きません。自分のやり方を押し付けようとします。

 

逆にミスを注意されたりすると、異常な怒りを現すのも特徴です。部下の心が離れて「辞めます」と伝えられて初めて気付くタイプです。

 

同じミスを繰り返す

ルーチンワークを覚えられない人や、同じミスを繰り返す人は職場の空気を乱しがちです。

 

やはり最低限の仕事は覚えないと同僚の怒りを買ってしまいます。仕事はみんなで上手く回すものなので、流れをせき止めてしまう人は周りにストレスを与えます。

 

マナーや言葉遣いが悪い

病院関係者に多いのですが、マナーや言葉遣いが悪い人は人間関係のトラブルを起こします。

 

根は良い人であっても、初対面の人に与える印象が悪いと、それを修正するのはなかなか大変です。

 

薬剤師が良い人間関係を築くコツとは?

幸せな薬剤師

 

薬剤師として働く以上、人間関係のトラブルは避けられません。しかし、対応策は必ずあります。

 

どうしたら今よりも人間関係を改善できるのか、気持ちをリラックスさせ楽しく働けるのか、一緒に考えてみましょう!

 

一般論として、薬剤師の人間関係改善案

仕事はみんなで作るもの、流れを止めない

薬剤師の仕事は自分だけで完結するものではありません。調剤→監査→服薬指導と一連の流れをみんなで作ります。

 

個人プレーな仕事に見えますが、実はとてもチームワークを必要とされる仕事なのです。

 

もっとも大事なことは仕事の流れを止めないこと。周りに気を使いつつ、上手にコミュニケーションをとって、仕事をバトンタッチしていきます。

 

合わない人間も含めて、仲間がいなければ仕事はできません。感謝の気持ちを忘れないことが大切です。

 

また、自分しかできない仕事を作らないことです。大手薬局チェーンは業務がマニュアル化されていることが多いですが、個人薬局だと仕事を私物化している人もいます。人間関係のトラブルを起こしやすい薬剤師の特徴と言えます。

 

語感を磨く(敬語も含めて)

自分が使う言葉に敏感になりましょう。相手が不快にならない言葉を選んで使うことは非常に大切です。

 

上司はもちろんのこと、部下に対しても敬語を使うべきケースもあるでしょう。ただ、慇懃無礼という言葉があるように、敬語を使えばそれで良いわけでもありません。

 

相手を思いやる気持ちが大事です。

 

仕事以外のコミュニケーションは大事

昭和のビジネスマンは飲み二ケーションで親睦を深めたものですが、現在はこれを強引にやると「飲み会パワハラ」になる可能性があります。若者を誘うにも気をつかいますw

 

しかし、始業前の挨拶、休憩時間のちょっとした雑談であっても、十分なコミュニケーションは取れます。休日の過ごし方、最近行ったカフェの話とかでも、距離は近くなるものです。

 

こういった少しの積み重ねが、仕事においても人間関係を改善する大きなきっかけになります。

 

どうしても合わない人間もいると割り切る

ただし、どんなに努力しても合わない人間はいます。これは仕方のないことです。

 

努力しても無理なら、これ以上関係を深める必要はないでしょう。ビジネスライクな関係と割り切りましょう。

 

業界別に考えた、薬剤師の人間関係改善案

ドラッグストア

元気よく「ハイ!」

ドラッグストアは体育会系です。そのため、レスポンスよくノリがいい人のほうが好まれるし、上司の印象も良くなります。

 

常に「いらっしゃいませ〜!」と大きな声を出しましょう。

 

先輩の話は目をみてしっかり聞き、メモをとりましょう。「ハイ!」「ありがとうございます!」とレスポンスよく行動しましょう。

 

仕事は言われる前にキビキビと片付けると印象がよくなります。

 

薬剤師以外の従業員と積極的に関わる

店長、登録販売者、化粧品販売員、パート、アルバイトなどドラッグストアには様々な人が働いています。店舗に薬剤師一人だけという状況は珍しくありません。 

 

そのため、薬剤師は周りから「私達とは違う」と見られてしまうこともあります。特に女性薬剤師だとパートさんからやっかみを受けてしまうなんてこともあるわけです。「何よ、お高くとまっちゃって」という感じでしょうか。

 

給料が高いというイメージも、やっかみを増幅させているのかもしれません。実際、薬剤師の給料は平均的なサラリーマンと変わらないのですが、広告のアルバイト、パートの時給が高いために「高収入」のイメージがついてしまったのでしょう。

 

他の従業員とは積極的にコミュニケーションをとるべきです。仲良くなると仕事がやりやすくなるし楽しいです。調剤室にばかりいないで、お客さまの前にでて商品を売りましょう。

 

調剤薬局

調剤薬局は女性が多いです。しかも、狭い空間で毎日変わらない顔ぶれなので、女性特有の問題が起こりやすいといえます(派閥とか…)。

 

仕事以外の話題を振ったりして、楽しい雰囲気づくりをしていきましょう。

 

男性薬剤師は女性の扱い方に注意

調剤薬局は薬局長が男性社員で、あとは女性のパート薬剤師という体制も少なくありません。人件費削減のため、なるべくパートで薬局を回そうという企業が増えているように感じます。

 

女性が多い職場は、女性を平等に扱うことに特に注意すべきです。依怙贔屓などに女性は敏感なので、一度そういった雰囲気を感じると嫌われます。

 

わけ隔てなく接して「褒める」を基本に女性に接すると、印象がよくなるかと思います。

 

病院薬剤部

病院の人間関係は、基本的には調剤薬局と似ています。

 

女性が多いので、女性特有の人間関係の問題が起こりやすい環境と言えるでしょう。

 

他の医療従事者を敬う

病院薬剤部で問題となりやすいのは、他の医療従事者との関係です。
とくに看護師の世界は体育会系で性格の強い人が多いので、対応を間違えると大きなクレームになります。

 

実際、病院の地位は「医師→看護師→その他」なんですよね。医師はもっとも売上に貢献しているし、看護師がいないと病棟業務が回らない。薬剤師が肩身が狭くなるのは仕方ありません。

 

看護師さんとの付き合い方は、レスポンスよく対応することかなと思います。あとは、仕事以外の事も話して、信頼を得ることでしょうか。

 

製薬会社(MR)

私はMRの経験はありません。
でも、知り合いの話を聞くと、MRで心を病む人は多いみたいです。

 

MRは医師という特殊な人を相手にする仕事です。実際50代以上の医師の中には、かなりひどいマナーの先生もいます。人に頭を下げる必要のない環境なので、一般人と比べてかなり特殊です。

 

さらに、医療用医薬品は医師が処方しないと売上になりません。これ以外に販路はありません。そのため、医師とMRの間に絶対的な服従関係ができてしまう。立場の弱い仕事なんですね。

 

MRで医師と上手くやれる人は、一言「性格」だと思います。

  • 人を喜ばせるのが好き
  • プライドが高くない
  • 怒鳴られたり怒られてもあまり気にしない
  • 医師の要望に柔軟に対応できる
  • 時間外労働、飲み会などプライベートが減っても気にしない

こういったメンタルの強さおおらかさが大事のように感じます。

 

MRに向いている人にとってはなかなか面白い仕事のようだし、給料も一流です。自分の性格とMRの仕事を照らし合わせて「適正はあるか」考えることが必要ですね。

 

どうしても辛いなら転職も検討する

ただ、人間関係の問題は複雑で、簡単に解決できないのも事実です。

 

一人で悩まないで上司に相談してみましょう。人事がしっかり機能している会社なら、すぐに対応してくれるはずです。薬剤師に辞められたら大きな痛手なので、大手ほど人間関係のトラブルには目を光らせています。

 

しかし、相談しても会社が何も動いてくれなければ、真剣に転職を検討してください。心を病む前に逃げましょう。逃げることは自分を守るために必要な手段です。

 

管理人の私は転職相談を受け付けていますので、気楽にご連絡ください。現状把握だったり、具体的な転職の方法など、微力ながらアドバイスできると思います。

 

「薬剤師の仕事研究室」管理人の転職相談室

 

 

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