自分に合う仕事はあるか

合う仕事

 

自分に合う仕事がしたい

 

やりがいのある仕事がしたい

 

楽しい仕事がしたい

 

仕事で悩む人なら、誰でも一度は思いを馳せたことがあるでしょう。

 

仕事の悩みはたいてい

 

  1. 人間関係の悪さ
  2. 低賃金
  3. 長時間勤務

 

と言われていますが、悩みが強ければ強いほど、「自分にはもっと相応しい仕事があるのではないか」と思うものです。

 

それでは、そもそも仕事とは何なのでしょうか。

 

ここでは、我々をたびたび悩ませる、仕事の本質について考えてみたいと思います。

 

必要とされる仕事は2種類だけ

 

「仕事」という言葉を広辞苑で調べてみると、以下のような説明がでてきます。

 

しごと「仕事」

 

  1. する事。しなくてはならない事。特に、職業・業務を示す。
  2. 事をかまえてすること。また、悪事。
  3. 「理」力が働いて物体が移動した時に、物体の移動した向きと力の移動した距離との積を、力が物体になした仕事という。

 

1を考慮すると、仕事は「すべきこと」――つまり、好む好まざるに関わらず遂行しなければならない任務といえます。

 

つまり、「自分に合うかどうかは関係ない」という事です。「自分」という存在は仕事を遂行する上でまったく関係ありません。

 

よくよく考えてみると、必要とされる仕事というのは、実は2種類しかありません。

 

  1. 自分がやりたくない事(面倒くさい、危険である、汚いなど)
  2. 自分ができないけどやって欲しい事(高度な知識、経験が必要)

 

世の中にある仕事は上記の2種類にほぼ分類できる、と言っても過言ではありません。

 

どこに仕事が発生するか

 

仕事は

 

  1. 自分がやりたくない事(面倒くさい、危険である、汚いなど)
  2. 自分ができないけどやって欲しい事(高度な知識、経験が必要)

 

の2種類に分類できる。

 

この理由を、「もし蟹が食べたくなったら」という例で説明してみます。

 

あなたは蟹が突然食べたくなりました。しかし、自分だけの力で蟹を食べなくてはなりません。

 

どのような手順が考えられるでしょうか。

 

<1>蟹がいそうな海を探す

 

日本の海のどこに蟹がいるか判断するのは、素人には困難です。
蟹が大量繁殖する季節も考慮しなければならないので、図鑑やインターネットで調べることになります。

 

<2>海に行く

 

蟹がいそうな海に目星がついたら、そこに行かなければなりません。輸送車など車を運転できる能力が必要です。

 

<3>船を出して、蟹がいそうな漁場を探す

 

蟹を捕るには船を出さなければなりません。
船を運転する技術はもちろん、蟹が繁殖している漁場の知識も必要になります。

 

<4>船から海に潜り、蟹を捕獲する

 

蟹を捕るには、海に潜らなければなりません。
海が荒れていれば危険ですし、海にはサメ、毒クラゲなど人間の命を脅かす生物がたくさんいます。

 

<5>得た蟹を、調理できる場所まで運ぶ

 

蟹を美味しく調理するには、その設備がある場所まで運ばなければなりません。

 

<6>蟹を美味しい料理に調理する

 

美味しい蟹料理を食べるには、料理のスキルが必要です。

 

以上、独力で蟹を食べることを想像してみましたが、かなりの労力と危険を伴うことがわかります。いやむしろ、素人では不可能に近いでしょう。

 

だから、そこに仕事が発生するのです。

 

<1>蟹がいそうな海を探す→自分ができないけどやって欲しい事(高度な知識、経験が必要)

 

専門家(漁師、研究者)に任せる

 

<2>海に行く→自分がやりたくない事(面倒くさい、危険である、汚いなど)

 

運送業者に任せる

 

<3>船を出して、蟹がいそうな漁場を探す→自分ができないけどやって欲しい事(高度な知識、経験が必要)

 

漁師に任せる

 

<4>船から海に潜り、蟹を捕獲する→自分ができないけどやって欲しい事(高度な知識、経験が必要)

 

漁師、潜水士に任せる

 

<5>得た蟹を、調理できる場所まで運ぶ→自分がやりたくない事(面倒くさい、危険である、汚いなど)

 

運送業者に任せる

 

<6>蟹を美味しい料理に調理する→自分ができないけどやって欲しい事(高度な知識、経験が必要)

 

一流の料理人に任せる

 

このように、自分がやりたくない事、できない事を専門家に任せ、その代わりにお金を払う。

 

社会を維持するのに必要な仕事を、私達は分担しているのです。

 

まず社会からの要望があって、初めて仕事が発生する。それを出来る人が仕事をし、対価としてお金をもらう。

 

そう考えると、「自分がやりたい仕事」を探すよりも、「必要とされている仕事に自分をどう合わせていくか」という考えが大切ではないかと思うのです。

 


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