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「仕事も子育ても頑張りたい!」ママ薬剤師の理想の働き方
薬剤師の働く業界は「6割以上が女性」という特殊なところです。
最近は薬学部にも男性が増えてきましたが、「いつも行く調剤薬局は女性しかいない」なんていう状況は珍しくありません。
それだけに「出産・育児休暇で長い間休職したけど、また復帰したい!薬剤師として世の中の役に立ちたい。稼ぎたい」という女性はとても多いのです。
また、慢性的な薬剤師不足の薬局業界にあって、「ママ薬剤師」を積極的に採用したいと考えている企業が増えていることも事実です。
ママ薬剤師のメリットは何でしょうか?
パート薬剤師として働くことの悩みは?
ブランクでも復帰しやすい職場とはどのようなものでしょうか?
ママ薬剤師の中には、正社員としてフルタイム、バリバリと働く人もいます。
ただ、兼業主婦で子育て真っ最中の場合は、夫の扶養内でパート薬剤師として働くケースが一般的と言えるでしょう。
パート薬剤師の場合、ママ薬剤師は様々な働き方を選択できることが利点です。
現状、主婦の薬剤師ってとても恵まれた環境にあると思います。
私の同僚を見ていても、周りから羨ましがられる人が多かったですね。
まず、何と言ってもパート薬剤師は時給が良いですね。
一般的な事務職と比べて、2倍〜3倍になるケースもあります。
東京、大阪などの都市部だと2,000円前後の時給が一般的ですが、地方都市、過疎地域で働くならさらに高時給が期待できます。
最近は、派遣薬剤師の時給が高騰しています。
時給3,000円は普通で、条件が合えば4,000円以上も夢ではありません。
パート薬剤師は時給が良いので、9時〜14時の勤務であっても、十分な収入を得ることができます。
短時間で大きく稼げるのが、パート薬剤師の最大の利点です。
会社がパート薬剤師を雇う目的は「正社員の負担を減らすこと」です。
正社員1〜2人と調剤事務で調剤薬局を回している場合、昼休憩も取れず朝から晩まで調剤に追われるなんて状況は日常茶飯事です。
会社としても、昼の数時間でもパート薬剤師に入ってもらうことで、なんとか社員の負担を減らしたいわけです。
そのため、採用時には希望の勤務時間に柔軟に対応してくれます。
薬剤師はまだまだ売り手市場なので、ある程度の融通は聞いてくれる状況です。
パート薬剤師は、基本的にはルーチンワークを任されます。
調剤薬局なら「調剤」と「服薬指導」のみを任され、その他の薬局運営に関わるような仕事は求められないのが一般的です。
会社としては、長く勤めてくれる正社員にマネジメントの仕事を任せたいからです。
「収入を得るため」と割り切りたいママ薬剤師にとっては、責任が少ないので働きやすいといえます。
薬剤師業界は女性が6割以上を占めるという、ある意味特殊な業界です。
当然、結婚や出産で一時的に離職する薬剤師が多いのですが、その影響を大きく受けるのがドラッグストアや調剤薬局などの企業です。
薬剤師不足の経営環境の中、仕事のできる貴重な女性薬剤師が突然辞めてしまうのは、会社にとってかなりの痛手なのです。
そのため、大手薬局チェーンを中心に「ママ薬剤師の積極採用」が活発化しています。
専業主婦の薬剤師は「隠れた経営資源」です。政府が「女性の活躍」を「成長戦略の中核」としているように、まさに「女性薬剤師の活躍」は日本の医療の発展に欠かせないものです。
大手薬局チェーンは、ママ薬剤師が働きやすい職場を提供するために様々なシステムを導入するなどして、魅力的な労働環境を整えようと努力しています。
また、「人件費の削減」の点でも、今後パート薬剤師の採用は増えていくでしょう。
某大手調剤チェーンの友人は、「正社員は増えないのにどんどんパート薬剤師が増えている」と言っていました。
「管理薬剤師だけ正社員で、あとはすべてパート薬剤師で調剤を回している」という状況も普通にあるようなのです。
会社としては、人件費の高い正社員は管理職だけ少数雇い、あとはパート薬剤師で運営したほうが人件費を抑えることができます。
正社員の身からすると将来不安ですが(笑)、パート薬剤師が優遇されているのは間違いありません。
国も薬局業界もママ薬剤師の復職を望んでいます。
しかし、ママ薬剤師には子育てゆえの悩みがあるものです。
パート薬剤師だって、恵まれた採用条件の代わりに、人知れず悩んでいるものです。
私は多くのパート薬剤師さんと働いてきましたが、多かれ少なかれみんな職場に不満をもっていました。
産休、育休で2〜3年仕事から離れてしまったら、誰でも復職は不安になります。
3年も経てば、医療業界はけっこう変わりますからね。
新薬も多数発売されますし、2年に一度調剤報酬改定もあります。
私の同僚のパート薬剤師は、「3年まったく薬剤師業務から離れていて復職したとき、自分の知識の無さに愕然とした」と言っていました。
人間は使わない知識はどんどん忘れます。一般的な調剤薬局なら1,000品目以上の医薬品を在庫しているところも少なくありません。
「フルタイムでバリバリ働いていた頃の知識を戻すのに苦労する」と聞きます。
パート薬剤師の場合、時短で働いている人が多いです。
開局から15時でぴったり終わり、子供を迎えにいくという具合です。
限られた時間で働いているため、まず「薬歴作成」が遅れ気味になります。
患者さんがずっと途切れず、調剤→服薬指導が続く状態だと、なかなか薬歴を書く時間がとれません。
その日に終わらず、翌日に持ち越す……なんてことも(本当はダメですが)。
「調剤・服薬指導」のための自己学習時間が確保できない、と悩むママ薬剤師も多いです。
正社員ですら仕事が忙しすぎて、勉強時間がとれません。家事・育児に追われるママ薬剤師なら当然といえます。
病院や薬局では、定期的に医薬品や調剤報酬制度に関する勉強会が行われます。
新薬が発売されたり、新規医薬品を採用した場合は、製薬会社のMRが訪れプレゼンを行うことも多いです。
しかし、こういった勉強会・研修会は、業務終了後に行われることが一般的です。
19時から開始されるような研修会に、家事に追われるママ薬剤師はなかなか出席できるものではありません。
「どうゆう身分で働くか」も、ママ薬剤師にとっては悩みのたねです。
子育てしながら正社員としてバリバリ働く人もいますが、家事と仕事を両立させるためには短時間勤務のパート薬剤師が一般的です。
「パート薬剤師」と聞くと「正社員より身分が不安定とか保障が少ない」とイメージする人は多いと思います。
しかし、実は正社員とパートの会社との関係は、法律上は変わりません。
大きな違いは「労働時間の長さ」くらいです。
例えば「有給休暇」に関しては、パート薬剤師であっても週当たりの労働時間や労働日数に応じて取得する権利があります。
最近は高時給の派遣薬剤師に興味を持つママ薬剤師もいます。
正社員やパート、契約社員と、派遣にはどのような違いがあるのでしょうか。
大きな違いは「雇用主」です。
正社員、契約社員、パート、アルバイトは勤め先の会社が雇用主です。
一方で派遣社員は、派遣会社が雇用主となります。
派遣薬剤師の詳細は「薬剤師の派遣の時給はなぜ高い?メリット、デメリットは?」をご覧ください。
時短勤務のパート薬剤師の場合、基本的には「ルーチンワーク」がメインとなります。
病院や調剤薬局なら「調剤」「服薬指導」、ドラッグストアなら「OTC医薬品の販売」「商品管理」などです。
正社員と違い、マネジメント的な仕事や、突然やっかいな仕事を頼まれて勤務時間を延長しなければならない、なんてことは少ないでしょう。
仕事内容については、契約時に面接官(大抵は勤務先の管理職、エリアマネジャー)とよく話し合っておきましょう。
ただ、時短勤務の場合「正社員が把握している情報を把握するのが大変」という悩みは、よくあるそうです。
例えば、
こういった「言った」「言ってない」の問題は、薬局あるあるです。
家事・育児に追われるママ薬剤師にとって、時間は何よりも大事です。
1分・1秒も無駄にできない状況で大変ですよね。
当然、勤務先は家から少しでも近いほうがベストです。
自宅から最短の場所に薬局があり、そこで薬剤師を募集していれば理想ですが、現実は転職活動するにも時間はないでしょう。
「自宅から近くて働きやすい」そういった職場を探すなら、転職サイトが最も便利です。
小さな子供をもつママ薬剤師が一番困る問題ではないでしょうか?
私の同僚も頻繁に「子供の熱」で出勤できません。
薬剤師が足りてないときに朝一で電話で言われると、冷や汗を流しながら「大丈夫ですよ〜お大事に^^」と穏やかに伝えます。でも内心、「おいおいカンベンしてくれよー」と思ってしまいますよね…。
ベテランパート薬剤師だと、10年以上同じ薬局に勤務されている人もいます。
薬局のことを熟知していて、正社員より仕事ができる方も多いですよね。
しかし、そんなパート薬剤師でも、若手の正社員にでさえ「意見を言いづらい」そうです。
やはり、「自分はパート」「相手は正社員」という立場がそう思わせるのでしょうか。
個人的は「言うべきことははっきり言うべきだ」と思います。
仕事に正社員もパートも無いと思います。仕事のできる人ができない人にアドバイスするのは当然だと思いますよ。
以上のように、家庭と仕事を両立させなければならないママ薬剤師には、様々な悩みがあるそうです。
子育て真っ最中のママ薬剤師でも働きやすい職場とは、どのようなものでしょうか。
やはり、薬剤師の人数は多いにこしたことはありません。
正社員ぎりぎりで回しているような薬局だと、パート薬剤師にも負担がダイレクトにいきます。
職場の薬剤師の人数だけでなく、エリアリーダークラスのマネジャーが充実している大手薬局チェーンのほうがベストです。
全国規模の大手薬局チェーンは、クオール、スギ、ココカラファインなどが代表的でしょう。
大手薬局チェーンは、やはり社員数が充実しています。
薬剤師が足りない場合、近隣の薬局からヘルプがきたり、数店舗管理しているマネジャーが応援に入るシステムがあります。
一方で、個人薬局や、数店舗しか薬局がない会社だと、どうあがいても薬剤師が確保できない!という状況になりかねません。結婚などで薬剤師が突然辞めると、いっきに職場がブラック化しますよね。
「子供の熱で出勤できない!」などに快く対応してもらいたいなら、やはり大手のほうがお勧めです。
最近はドラッグストア内に調剤薬局を設置した店舗が増えてきました。
周辺地域の医療機関から幅広く処方せんを応需する形――いわゆる面分業の調剤薬局が増加しているのです。
日本では、医療機関に隣接した「門前薬局」が主流でしたが、今後は欧米諸国で一般的な「面分業」が主流になっていくでしょう。
ドラッグストア内の調剤薬局の場合、ほとんど処方箋を応需していない店舗も少なくありません。
「1日10枚程度、月間300枚で、メインはOTC販売」という店舗は、大手ドラッグストアチェーンでは珍しくありません。
このような店舗だと、常勤の薬剤師は少人数です。常勤は店長一人だけで、店長が休日の時は応援かパートで回す、などどいう状況も普通です。「薬剤師がいないから要指導医薬品や第一類医薬品が販売できない」という店舗も…
いつもぎりぎりの薬剤師数で回しているような店舗だと、やはりパート薬剤師の責任は重くなります。
前述したように、正社員(常勤)の薬剤師とパート薬剤師にはコミュニケーション上の問題が起こりやすいです。
労働時間が短いので、重要事項が伝わっていなかったり、常勤薬剤師の話に入り辛かったりということもあります。
立場上、薬剤師に意見を言いづらい、と思う人もいるでしょう。
パート薬剤師が気持ちよく働けるかどうかは、やはり管理薬剤師のマネジメント力にかかっています。
管理薬剤師が「情報を共有すること」を重要視していて、きちんと仕組みを作っている店舗は、パート薬剤師にとって働きやすいと思います。
私が関わった優秀な管理薬剤師は下記のような仕組みを作っていました。
部下に慕われる管理薬剤師は、パート薬剤師に積極的に話しかけますよね。そして、感謝の気持ちを伝えるのが上手いです。
和気あいあいとした職場なら仕事のミスもカバーし合えますし、急な休み希望も快く対応してくれます。
仕事以外の話題でも盛り上がれるチームなら、自然と重要事項も共有されるものです。
結局のところ、職場の働きやすさは「人間関係」につきます。
「自分に合う職場に巡り会えるか」は運によるところが大きいですが、転職活動時には情報をしっかり集めて、後悔しない転職をしたいものです。
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