薬剤師の転職サイトは儲けすぎ!?

薬剤師の転職サイトは儲けすぎ!?

薬剤師の転職サイトは儲けすぎ!?

今回は、地方の調剤薬局にお勤めの調剤薬局事務の方からメールをいただきました。

 

「転職サイトでやって来た薬剤師は半年から1年で辞めてしまう。バイト感覚でやる気もない。こんな人達を採用するために数百万の紹介料を人材紹介会社に支払うのはおかしいのではないか」

 

という内容です。

 

経理をやっておられる方なので、調剤薬局の内部事情に詳しいようです。

 

投稿者様の了承を得て、要点を掲載させていただきました。

 

 

メイプル様

 

初めまして。
愛媛県、主に松山市で調剤事務をしております「M」と申します。
調剤権なしに院内処方が許されている経緯が知りたくて、ネットサーフィンをしておりましたら貴殿のコラムがヒットしました。

 

(中略)

 

ただ、ひとつ、私の中でですが思うことがありましてメールをしております。
近年、転職サイトを使う薬剤師には、メイプル様のように立派な志を持つ者は数多くないと感じております。調剤薬局に転職してきたもの方はほとんど、面白いように半年で辞めます。
お付き合いのある病院でもお話しを聞くと、転職サイトでやってきた看護師も同じような傾向が多いそうです。

 

みんながみんなではありません。うちでも、もう丸6年勤め上げてくれている立派な能力の高い薬剤師がただ一人だけおります。
しかし、大半が半年でやめるか、時給のいいバイト感覚でしか仕事をこなしてくれない薬剤師です。

 

転職サイトを使うのはよろしいと思うのですが、品のない人格の方のおかげで、病院も薬局もお金をドブに・・・いや、転職サイトに吸い上げられております。
ここで私が懸念しておりますのは、医療機関のお金の出どころは国民の税金だというところです。転職サイトという、一民間事業にいたずらに医療機関の経費が流れているのは健全とは言えないのではないでしょうか?

 

どう思われますか?私の見方は偏りがありますが、やはり納得できないのです。

 

特に◯◯◯社が悪質です。担当者もころころ変わりますし、契約金も年収の3割強掛かります。田舎の薬剤師不測の調剤薬局を食い物にしているとしか思えないことが去年一昨年と続きました。

 

あと、どうしても比較してしまうのですが、地元のハローワークで入ってくれた方々は特にトラブルもなく数年続けてくれております。一緒に働く立場として、とても助かります。
薬剤師は女性が多いので、どうしてもご主人の転勤やご結婚で出入りが多くなってしまうのが宿命ですがね。

 

(中略)

 

30代女性調剤事務経理 M

 

 

貴重やご意見ありがとうございました。

 

私も2回転職してますからねー、ちょっと耳が痛いです……。
立派な志もありません(笑)。毎日生きるのに必死です。

 

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転職サイトで来た薬剤師はすぐ辞めちゃうの!?

 

投稿者さまによると、転職サイトを利用してやって来た薬剤師はやる気がなく、すぐ辞めてしまうようです。

 

ちょっとびっくりですが、そうゆう事実もあるということでしょうか。

 

ただ、日本には多くの調剤薬局があり、労働環境も雇用条件も違います。調剤メインでも受けている診療科によって扱う薬がまったく違いますし、、在宅を行っていれば薬剤師に求められる仕事も大きく変わります。

 

もちろん「転職サイトを使う薬剤師は悪い」とは一概に言えません。

 

正社員か、契約社員か

 

調剤薬局に転職してきたもの方はほとんど、面白いように半年で辞めます。お付き合いのある病院でもお話しを聞くと、転職サイトでやってきた看護師も同じような傾向が多いそうです。

 

みんながみんなではありません。うちでも、もう丸6年勤め上げてくれている立派な能力の高い薬剤師がただ一人だけおります。

 

しかし、大半が半年でやめるか、時給のいいバイト感覚でしか仕事をこなしてくれない薬剤師です。

 

転職サイト経由で転職してきた薬剤師の多くは、1年も経たずにやめてしまうということですね。

 

その薬剤師は「正社員」として就職したのでしょうか?それとも「期間限定の契約社員」でしょうか?
それによっても状況が変わってくると思います。

 

私も2社目の調剤薬局は約1年で辞めています。元々、期間1年の契約社員だったので、初めから就職するつもりはありませんでした。かなり高い時給を提示してくれたので、資金を貯めようとおもって就職したわけです。※詳しくは普通の薬剤師が年収1000万円を得る方法とは?

 

契約社員の仕事内容はどうしても限定的になってしまいます。会社としてもすぐ辞めてしまう薬剤師を育てようとは思いませんので、調剤、服薬指導などルーチンワークだけをやってほしいという条件でした。店舗のマネジメントなど正社員的な仕事は求められませんでした。

 

ただ、正社員として就職したのにバイト感覚なのは問題ですね。

 

※その後のメール内容によると、投稿者様のお勤めの調剤薬局では、基本的には正社員として採用しているそうです。

 

調剤薬局も人材紹介会社もビジネス

 

転職サイトを使うのはよろしいと思うのですが、品のない人格の方のおかげで、病院も薬局もお金をドブに・・・いや、転職サイトに吸い上げられております。

 

ここで私が懸念しておりますのは、医療機関のお金の出どころは国民の税金だというところです。転職サイトという、一民間事業にいたずらに医療機関の経費が流れているのは健全とは言えないのではないでしょうか?

 

病院と調剤薬局の収益はほぼ保険でまかなわれています。間接的ですが、転職サイト(人材紹介会社)に税金が流れていると言えるでしょう。

 

ただ、病院も調剤薬局もボランティアではないです。給料を払わなければならない社員がいる以上、利益を出さなければなりません。

 

国民からの税金で成り立っている事業だとしても、得た収益をどのように使うかは会社の自由です。

 

現在は病院も調剤薬局もかなり厳しい経営を強いられています。
特に人材不足は深刻です。薬剤師を得るために多額の経費を払う必要がある。経営上の急務である、と経営者が判断したなら、それは正しいと思います。

 

私も投稿者さまの気持ちは分かります。薬剤師一人雇うのに100万円以上の報酬を払うのはおかしいと思いますよ。

 

しかし、ビジネスは「需要と供給」で成り立っているのも事実です。
100万円もの報酬を払っても薬剤師が欲しい経営者と、薬剤師を紹介できる人材紹介会社、その需要と供給がマッチしているから「転職サイト」というビジネスモデルが成立しているわけです。

 

逆に、もし転職サイトを運営する人材紹介会社を完全になくしてしまったらどうでしょうか?例えば国が法規制をして、「転職サイト」のようなサービスをいっさい禁止したとしたら…

 

薬剤師を採用できる経営者なら問題ないでしょう。しかし、その能力がない地方の調剤薬局は、かなり苦しい経営を強いられるでしょう。

 

地方の薬剤師不足は深刻です。「薬剤師がいなくて店が開けない」そんな状況もありえるわけです。

 

ハローワークで薬剤師が集められるなら、それは経営者にとってありがたいことです。しかし、薬学部がない地方の薬局なんかは、薬剤師を採用するのは本当に困難と聞きます。

 

「人材紹介会社(転職サイト)があるから地方の調剤薬局にもかろうじて薬剤師が供給できている」そんな考え方もできるのではないでしょうか。

 

薬剤師の定着率は経営者の責任

 

私は、薬剤師が長くその会社で働くかどうかは、経営者の手腕にかかっている部分が大きいと思います。

 

転職サイトの仕事は、「薬剤師と企業を結びつける」ところまでです。そこからは会社と薬剤師の関係しだい。
給料や労働環境に満足していて、毎日やりがいを持って働いているなら、そう簡単に薬剤師は辞めないと思いますよ。

 

薬剤師が転職を決意する大きな理由として、「人間関係の悪化」や「長時間労働」などがあります。
※詳しくは「もう薬剤師辞めたい…」そんな新人薬剤師に伝えたいこと
とくに人間関係はどこの企業でも抱えている問題です。

 

以前、私が働いていたドラッグストアでは、関係が悪くなった社員を別の店舗に移動させたり、問題が起きたらすぐに対応していました。
複数店舗を統括するブロック長やエリアリーダーは常に薬剤師の状況を把握していて、転職に繋がるような問題の芽をすぐに摘みとっていたようです。

 

やはりこういった対応をしている企業は、薬剤師の離職率は低いです。

 

投稿者さまの調剤薬局はどうでしょうか?
詳細は分かりませんが、人材が不足している小規模の調剤薬局チェーンでは、柔軟に人を動かすことはなかなか難しいでしょう。

 

しかし、「従業員が働きやすい環境を作る」のは経営者の仕事だと思います。

 

転職サイトは誰も損しないシステム

 

私は転職サイトについて、それほど悪い印象は持っていません。
実際使ってみると薬剤師にとってとても便利なサービスなのです。

 

転職サイトは、薬剤師に代わって求人を探してくれます。面接日の調整、年収交渉など面倒なことに対応してくれ、しかも無料です。

 

  • 人材紹介会社は薬剤師を紹介して喜ばれ、報酬を得ることができる(売り手よし)
  • 調剤薬局の経営者は、薬剤師を自分で探す必要がない(買い手よし)
  • 地方の薬剤師不足を解消できる(世間よし)

 

本来は、誰も損することがない「三方良し」のシステムなんです。

 

ただ、読者さまのおっしゃるように、人材紹介会社が過剰に転職を促したり、やる気のない薬剤師を高額報酬で派遣することは問題はあります。

 

「紹介料の適正化」「薬剤師の質の向上」は再検討しなければいけないと思います。

 

今後の薬剤師の需要と供給について

 

今後、薬剤師は間違いなく増えると思います。
薬剤師が増えれば、当然競争は激化するので、能力の低い薬剤師は淘汰されるでしょう。

 

また、薬剤師が増えれば、当然、薬剤師採用のコストも下がります。
投稿者さまの見てきた薬剤師のように「やる気がない」「バイト程度」の薬剤師を雇わざるおえない状況は減るのではないかと思います。

 

転職サイトを使い倒してほしい

 

最後に私がお伝えしたいのは、「せっかく転職サイトがあるんだから、使わないともったいない」ということです。

 

「高額報酬」などの問題はありますが、転職サイトを使う薬剤師にとっては関係ありません。薬剤師市場の需要と供給バランスの関係で、現在の状況になっているわけです。

 

せっかく無料で使えるので、自分の夢の実現のために使えばいいのです。

 

キャリアコンサルタントは使い倒していい

 

投稿者さまによると、某◯◯◯社に支払われる報酬は

 

  • 年収650万円の薬剤師の紹介で、250万弱の謝礼
  • 週20時間、時給2800円のパート社員で80万円

 

とのことです。
すごい報酬ですよね!私もびっくりしました。

 

これだけ薬局側が人材紹介会社に払っているのですから、薬剤師さんは遠慮なくキャリアコンサルタントを使い倒していいんです。なんでも聞いて、年収交渉もしてもらってください。ガンガン仕事をさせましょう(笑)。

 

高額報酬が支払れていることは忘れずに

 

「自分が転職するのに多額のお金が動いている」その責任は自覚すべきです。就職したら、頑張って働いて会社に貢献してください。

 

また、安易に転職を決めず、キャリアコンサルタントとじっくり求人を検討して、納得してから就職することが大事です。

 

多くの薬剤師が転職サイトを利用して、満足できる転職をされるといいですね。

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