調剤薬局の薬剤師編

調剤薬局

 

調剤薬局は通常、病院に隣接し、その門前病院から処方せんを受けて経営されています。

 

調剤薬局は、国策である医薬分業推進事業の追い風を受けて、1970年代から急成長を遂げたビジネスですが、2000年代に入ってからは、分業率の頭打ち、調剤報酬の削減など厳しい時代に突入しました。

 

迫り来る超高齢化時代に、新しい調剤薬局の姿を提示できるか、医療機関として国民医療に貢献できるかが、今後の成長のカギとなるでしょう。

 

ここでは、調剤薬局と医薬分業の歴史、システム、そして調剤薬局で働く薬剤師について説明します。

 

調剤薬局の薬剤師編・コンテンツ

  1. 調剤薬局とは
  2. 調剤薬局の歴史
  3. 医薬分業 とは何か
  4. なぜ日本の医薬分業は遅れたか
  5. 調剤薬局の未来
  6. 調剤薬局薬剤師の仕事
  7. ジェネリック医薬品とは?日本でなかなか普及しない理由は?
  8. ポリファーマシーとは?薬剤師に求められる役割は?
  9. なぜ在宅医療に薬剤師は必要なのか
  10. なぜ日本の薬剤師の地位は低いのか
  11. 東日本大震災で活躍した薬剤師
  12. なぜ薬剤師の服薬指導は必要か
  13. 調剤薬局薬剤師のメリット
  14. 調剤薬局薬剤師のデメリット
  15. 調剤薬局薬剤師に向いている人
  16. 調剤薬局薬剤師の年収と労働環境

 

調剤薬局薬剤師への転職編・コンテンツ

 

調剤薬局への転職を考え始めた薬剤師さんへのオススメ記事です。

 

  1. 調剤薬局薬剤師への転職を考える
  2. 病院薬剤師からの調剤薬局へ転職は有利?評価されるのか?

 


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調剤薬局の薬剤師編記事一覧

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※このコンテンツは生き残るための調剤薬局経営―薬価差0時代の課題と戦略の第一部の「医薬分業の歴史」にもとづいて作成しています。詳しくは本書をご覧ください。2012年の時点で、医薬分業率は66%に達しました。しかし、ここまでに至るには、日本薬剤師会(日薬)の苦難の歴史がありました。行政も医薬分業推進のために様々な施策を実施してきましたが、医薬分業は遅々として進まなかったのです。もともと医薬分業は、ヨ...

1974年の医薬分業元年から院外処方せんは急激に増え、今や医薬分業率は66%(平成24年)に達しました。国の保護の元、医薬分業推進の追い風を受け急増してきた調剤薬局は、この世の春を謳歌してきたともいえるでしょう。しかし、高度経済成長期は終わり始めています。医薬分業による国民医療費の増大、一部の調剤薬局チェーン経営者の荒稼ぎに対しての医師会からの猛バッシング、医薬分業への貢献度の低さなど、調剤薬局へ...

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