薬剤師の転職の流れを把握しよう | 薬剤師の仕事研究室

薬剤師の転職の流れを把握しよう | 薬剤師の仕事研究室

薬剤師の転職の流れを把握しよう


職業はわたしたちの生活の背骨になる。背骨がなければ、人は生きていけない。

 

仕事にたずさわることは、わたしたちを悪から遠ざける。くだらない妄想を抱くことを忘れさせる。

 

そして、こころよい疲れと報酬まで与えてくれる。

 

 

ニーチェ 『超訳 ニーチェの言葉

 

 

 

 

さて、ここからは転職の流れを説明します。

 

転職はざっくり言えば、

 

転職理由を決める→希望する企業を決める→応募→面接→採用(不採用)
となります。

 

しかし、当然のことながら、上記のように簡単に進むものではありません。
各段階で考慮すべきことは多いですし、「いつ辞職を願い出るか」など現職の調整もあります。

 

仕事を続けながら転職活動を進める人がほとんどでしょうから、費やせる時間も限られています。

 

なぜ転職活動は苦痛か

 

私事で恐縮ですが、私は現職にたどり着くまでに3回就職活動をしています。

 

その経験から言えることですが、転職活動はとても大変な作業です。やるべきことは膨大ですし、精神的、体力的に消耗します。

 

転職活動は誰でもやっかいなものですが、なぜ苦痛かというと、「経験したことがないから」だと思います。
体験したことがない未知のものに対して、人間は恐怖を抱くものです。それが、自分の人生を大きく左右するものであれば、尚更でしょう。

 

だからこそ、転職活動の一連の流れを把握しておくことが大切なのです。

 

まず、全体のスケジュールを作成してしまいましょう。

 

ノートでもエクセルでもよいですが、転職開始から終了までの期間を自分で決め、いつまでに何をやるかを書き込みます。この段階で、細部まで考える必要はありません。

 

例えば、

 

  • 転職期間は6ヶ月とする
  • 2ヶ月で転職理由を考える
  • 2ヶ月で業界と企業を決める
  • 残りの2ヶ月で、面接を行う

 

など、かなりざっくりでいいので、スケジュールを決めてしまいましょう。

 

まず全体を決めて、それから細部を詰めれば、一連の流れを把握しやすくなります。

 

転職にかける期間を決める

 

転職にかかる期間は人それぞれです。

 

早い人だと3ヶ月、長い人だと1年かかる場合もあります。

 

現職で管理職など重要な立場にいると、業務の引き継ぎなどに時間がかかることもあります。

 

いつ退職願いを伝えるか

 

これはなかなか難しい問題で、私も悩みました。

 

現在はどこの企業も薬剤師は不足しているので、ぎりぎりの人数で店舗を運営しているところも少なくありません。
突然「明日辞めます」となると、周りに多大な迷惑をかけることになってしまいます。これでは円満退社は難しいですし、なにより社会人としてもモラルを疑われます。

 

また、ボーナスの期間も考慮すべきです。

 

一般的な企業の場合、夏と冬にボーナスが支払われます。
しかし、例えば1月に「半年後に退職したい」と伝えたとすると、夏のボーナスが支払われない可能性が高いです。私もこの失敗を犯し、ボーナスが支給されなかった経験があります。会社とは冷たいもので、去るものに情けをかけることはしません。

 

しかし、転職は費用がかかるものです。仕事だけでなく住居も代えるとなれば、家賃、敷金、家具など経済的負担は大きいです。経済的な余裕をもつために、貰えるものは貰うべきでしょう。

 

以上を考慮すると、「ボーナスが支給された翌日に転職を願い出る」のがベストかと思います。

 

転職理由を明確にする

転職理由

 

なぜ転職したいのかを、明確にしましょう

 

今の会社が嫌だから、という曖昧な理由では、次の職場でも失敗する可能性大です。

 

ここで志望動機がはっきりしないなら、転職を踏みとどまるのも手です。上司に相談すれば、職場を代えるなど、対応してくれるかもしれません。

 

仕事において、何を一番大事にするかを考える、ということです。
年収か、やりがいか、勤務時間か、通勤時間か……価値観は人それぞれです。
それが、現在の会社で実現できるのか、できないならどこに転職すべきか、
を熟考しましょう。

 

転職理由が決まったら、信頼できる人に打ち明けてみましょう。耳の痛い意見をくれる人もいますが、それで決意が揺らいでしまうようなら、転職は思いとどまったほうがいいかもしれません。

 

転職したい業界をしぼる

 

転職理由が決まったら、次は転職したい業界をしぼります。

 

薬剤師がかかわる業界だと

 

  • 調剤薬局
  • ドラッグストア
  • 病院

 

と大きく3つに分類できます。

 

最近では、製薬会社関連に転職することも盛んです。

 

  • 製薬会社のMR
  • CRO

 

などは、20代ならチャレンジしやすいです。

 

希望する業界に対するイメージは、実際のものとかけ離れていることも少なくありません。一見華やかに見える業界も、覗いてみれば多くの問題があるものです。

 

業界の正確なイメージを把握するのは、なかなか困難です。
希望する業界を説明した書籍を読んだり、ホームページを調べることは必要ですが、その業界に詳しい専門家の生の意見も聞きたいものです。

 

そこで、薬剤師専門の転職サイトを使う、という方法があります。

 

転職サイトは、マイナビ、エムスリーキャリアなど転職支援を行う企業が運営してるサイトであり、転職希望者に代わって、転職に関わる様々作業を代行してくれるサービスです。聞きなれない人には怪しいイメージを抱くかもしれませんが、上手に使えば大きな味方となってくれます

 

薬剤師専門の転職サイトの最大の特徴は、専属のキャリアコンサルタントからアドバイスをもらえることです。彼らは薬剤師転職のプロであり、薬剤師の業界、企業に関する最新の情報を持っています。

 

転職サイトについては、次のコンテンツで詳しく説明します。

 

 

転職したい企業の候補をしぼる

薬剤師

 

具体的に、候補となる企業を決めます。

 

企業のホームページで情報収集するのが簡単ですが、情報としては弱いです。

 

実際に働いている従業員や採用担当者に話を聞くのがベストですが、人脈がないと現実的ではありません。

 

方法として、ホームページから採用担当者にメールしてみる、という手があります。
その企業のことをできるだけ調査して、理解できた部分とできてない部分を明確にしてから、メールするようにしましょう。聞きたいことがはっきりしていたほうが、先方も返答しやすいからです。

 

また、転職サイトに登録していると、知りたい企業の情報を素早く提供してくれるので、比較検討がしやすいです。
職場見学を希望すれば、転職エージェントが先方にかけあってくれます。日時の調整も行ってくれるので、忙しい人にとって大変ありがたい存在です。

 

応募

応募

 

いくつかの候補が決まったら、その企業に応募することになります。

 

そこで一番悩むのは、履歴書をどう書くか、ということでしょう。
履歴書を書く機会は人生でほとんどないですから、ほとんどの人にとっては苦痛です。

 

書き方を説明した書籍もありますが、実際は業界によって違いがあります。
数十年のキャリアがある人ならいいですが、新卒3年目の人なら、自分がやってきた仕事のどこをアピールすべきかよく分からないでしょう。

 

そうゆう時は、キャリアコンサルタントが良きアドバイザーになってくれます。

 

薬剤師専門のキャリアコンサルタントは薬剤師転職のエキスパートです。彼らは多くの薬剤師の転職を成功させているので、それ関わるノウハウを沢山持っています。

 

履歴書の書き方を聞くと、作成したフォーマットをメールに添付して送ってくれるので、その通りに書くだけでスムーズに履歴書を作成できます。

 

また、書いた履歴書の添削もしてくれるので、アピール力のある履歴書を作成することができます。

 

面接

面接

 

書類選考に通過したら、面接に進みます。

 

直接、企業に履歴書を送っている場合、面接の日時は自分で相談しなければなりません。

 

しかし転職サイトを介していれば、日時の調整はすべてやってくれます。働きながらの転職はスケジュールがタイトになりがちなので、非常に助かります。

 

また、面接に臨む上でのアドバイスもくれますし、当日は付き添ってくれる場合もあります

 

面接は大変緊張しますが、キャリアコンサルタントがサポートしてくれるので、精神的に安心できます。

 

採用が決まったら

 

採用が決まったら、とりあえず一安心です。

 

次の職場の開始日を踏まえて、現職場の退職日を調整します。

 

長く勤めていれば有給が残っているので、有給を消化する期間も考慮します。また、住居を代えるのであれば、引っ越し準備も進めなければなりません。

 

退職から就職まではかなり忙しくなるので、期間に余裕を持つべきです。
時間的余裕があれば、次の職場で必要となる知識を学ぶこともできます。
何より心にゆとりが生まれ、次の職場で頑張るためのモチベーションを高めることができます。

 

くれぐれもタイトなスケジュールにしないように注意しましょう。

 

余談ですが、転職先が調剤業務を行うところであれば、採用医薬品のリストをもらっておきましょう。リストを眺めるだけでも安心感がありますが、できれば入社までに勉強しておくと、スムーズに業務に入ることができます。
同じ業界といえども、採用医薬品が違うだけで、仕事のイメージが全然違ってきます。調剤には自信があると思って転職したのに、採用医薬品がガラりと変わって、全然仕事にならなかった、というケースは珍しくありません。

 

年代別のポイント

 

年代別に、転職のポイントをまとめてみます。

 

20代

 

20代は仕事の基礎を学ぶ期間です。

 

最近の若者は「3年で3割辞める」と揶揄されることもありますが、見方を変えれば「3年で辞めても転職しやすい」とも言えます。

 

ポテンシャル採用が期待できる時期なので、業界を代えても転職できる可能性があります

 

仕事の基礎を学ぶため「3年は我慢する」という考え方もありますが、本当にやりたい仕事があるなら、挑戦すべきです。

 

なぜかというと、30代近くになると、即戦力としての採用が増えるからです。

 

また、日本は年齢を考慮する文化が根強いので、年上の部下に教えることを避ける傾向があります。

 

5年も我慢して働いて、いざ希望の業界に転職しようとしても、キャリアがないから断られる、という状況になってしまいます。それなら、若いうちに色々経験してみて、20代後半で理想の仕事を見つけられたほうがいいように感じます。

 

30代

 

30代になると管理職などのポストに就き始めるので、課せられる業務も増えます。

 

転職の際は、残務整理や引き継ぎはスムーズに行いましょう

 

また、転職期間も余裕を持つべきです。突然辞めると会社に多大な迷惑をかけてしまうので、社会人としてのモラルを疑われます。円満退社を心がけましょう。

 

40代

 

40代で求められるのは、その仕事の専門性と経験値です。

 

即戦力とみなされるのは当然ですし、管理職としてのスキルも期待されるでしょう。それが自分にあるかを、もう一度よく問うてみましょう。

 

また、転職による経済リスクも考慮すべきです。

 

 

40代は結婚し、子供がいる人が増えます。経済的な負担は、自分だけの問題ではありません。

  • ボーナスが貰えるか
  • 転職先の最初の給料まで耐えられる貯蓄はあるか
  • 引っ越しは必要か。必要なら費用はいくらか
  • 退職金や有給の買い上げはあるか

 

など、きちんと考えておきましょう。

 

薬剤師転職の流れを知るために、転職サイトに登録する

 

これまで転職の流れをざっと説明してきましたが、様々な段階で、転職サイトを利用できることが、理解できたと思います。

 

転職サイトとは、転職希望者に対して、求人情報の提供から、面接日時等の調整、採用条件のとりまとめ、入社日の調整など、転職活動の一連を無料でサポートしてくれるサービスです。

 

聞きなれない人もいると思いますが、上手に活用することで、転職にかかる労力をかなり軽減することができます。

 

詳しくは、次のコンテンツで説明します。

 

関連記事
⇒ 薬剤師専門の転職サイトを賢く利用しよう

 

 

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