転職の悩みは結局3つしかない

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転職の悩みは結局3つしかない

みんな悩んでます

 

転職相談を受けてきて分かったこと

私は「薬剤師の仕事研究室」というサイトを運営しています。
ドラッグストア・調剤薬局・病院薬剤師と薬剤師三大ジョブを経験した身として、転職に悩む薬剤師の一助となれるよう「薬剤師の転職アドバイス」に関する記事も執筆しています。そのため、薬剤師さんから転職相談のDMをいただくことがあります。
→「「薬剤師の転職アドバイス編(薬剤師の仕事研究室)」の記事一覧

 

約10年間、転職に悩む薬剤師さんの話を聞いてきて分かったこと。それは、転職の悩みは結局3つしかないという事です。

  • 人間関係の悩み
  • 健康の悩み
  • お金の悩み

人間関係の悩み

もっとも多い悩みです。

  • 新入社員として配属されたが、直属の上司が厳しすぎる(モラハラ、パワハラ日常茶飯事)
  • 仕事で分からない部分があっても、同僚の薬剤師や事務員だけでなく、管理薬剤師からも助けてもらえない
  • 調剤過誤を起こして以来「デキないレッテル」を貼られてしまい居心地が悪い
  • 医師や看護師からのクレームがあっても上司が助けてくれない。責任を押し付けられた

こういった「自分は弱い立場であるのに、上司・同僚が助けてくれない。むしろパワハラが常態化している」という厳しい職場環境にあって、藁をも掴む思いでDMをしてくる薬剤師さんが多いです。

健康の悩み

次に多いのが健康に関する悩みです。

  • 薬剤師が少ないのでサービス残業が当たり前。休日が少なく疲れがとれない
  • 夜勤が多くて生活が不規則。自律神経が乱れてパニック障害を発症してしまった
  • 一人薬剤師で常に緊張を強いられていて眠れなくなってしまった
  • こなさなければならない業務が多すぎて不安障害を発症
  • 上司ののパワハラでメンタルを病んでしまった

実は健康の悩みは人間関係の悩みと密接に繋がっています。辛い人間関係や過重労働で心体に厳しい負荷を受け続け、ついに健康問題を抱えてしまう。抑うつ症状やパニック発作を発症し、仕事にいくことができない。このパターンはとても多いです。

 

私は精神科の薬剤師なので、仕事によって精神疾患を発症してしまった患者さんにたくさん出会ってきました。一方で、その仕事を辞めたり環境を変えたりすると症状が改善する症例も見ています。環境を変えることは時に薬物療法より効果を発揮することは、多くの精神科医が言っていることでもあります。

お金の悩み

  • 結婚を考えいるが病院薬剤師の収入だと生活が厳しい。在宅特化の調剤薬局の転職案件を探している
  • 医学部再受験の学費のために短期で大きく稼げる派遣を探している
  • MRから薬剤師に転職したいが年収が大きく下がるのが心配

など、直面している経済問題を解決するため転職に踏み出す薬剤師さんもいます。ただ、「人間関係」「健康」の悩みと比較すると数は少ないです。将来のキャリアと収入の兼ね合いの話なので、悩みが明確であり他人に相談する必要がないためだと思います。さっさと転職サイトに登録して求人に目を通している人が多いでしょう。

 

キャリアの悩みもそこそこある

  • ドラッグストアで働いているけどやりがいを感じない。そうだ、私は医療人として働きたかったんだ。病院へ転職しようかな
  • 毎日調剤に追われて服薬指導も適当になりがち。在宅医療でチーム医療の一員としてのスキルを学びたい
  • 精神科病院で働いて将来は専門薬剤師になりたいけど、精神科病院てどんなところですか?

こういった相談でDMをくれる薬剤師さんもいます。「もっと自分を磨きたい」という前向きな気持ちで転職に踏み出すわけですから、ポジティブな薬剤師さんが多い印象です。やはり「人間関係」「健康」の悩みと比べると数は少ないです。他人に相談せずとも自分で行動して情報を集めることができるからでしょう。

 

転職の悩みは人生の悩みと似ている

こうやって転職の悩みを整理してみると、実は人生の悩みと似ていると思いませんか?

 

それは、働くことは生きることと同意義だからでしょう。

 

結局、人生は「人間関係」「お金」「健康」が満たされていれば十分に幸福を実感できるものだと思います。バランスよく揃っていることが大事で、どれかが大きく欠落しているとやはり不幸だと思います。

 

それは仕事も同じです。

 

私達は人生の大半を仕事に費やします。1日24時間のうち、8時間寝るとして残り16時間。8時間勤務+通勤・食事で2時間とすると合計10時間。意識のある時間のうち60%以上を仕事に費やしています。アフター5や休日の一部を仕事の準備に使っている人なら、その割合は70%、80%と増えていきます。

 

その仕事においても「人間関係」「お金」「健康」のどれかが大きく欠落しているとやはり不幸だと思います。人生の大半を費やす仕事で不幸を感じているならば、人生で幸福を感じることは非常に難しいと思います。

 

努力で解決できるもの?

人間関係や健康の悩みを自分の努力で解決できるならば素晴らしいです。職場で相談できる環境があるなら自分から行動すべきだと思います。

 

先ほどお伝えしたように、環境を変えることで問題が解決する可能性は大いにあります。上場企業の薬局チェーンならば配属店舗を変えるなど割と対応してくれる事があります。エリアマネージャーなどに相談するのも手です。

 

しかし病院の場合、薬剤部は一つしかありません。病院薬剤師が転職せずに環境を変えるのはかなり難しいです。

 

努力で解決できないと悟ったら逃げるのはありです。「やれることはやったけどこれ以上は耐えれません」という人に「自分で何とかしたほうがいい」という人はいませんよ。潰れてしまう前に第三者を頼りましょう。 

 

転職サイトを適正使用してみよう

 

環境を変えるにはどういった方法があるのでしょうか?

 

結論からお伝えすると、転職サイトに登録しておくのか最も効率がいいです。

 

転職サイトとは、人材紹介会社が運営するサイトです。人材紹介会社は転職希望者と企業をマッチングさせて収益を得ている会社です。

 

人材紹介会社と聞くと「無理やり転職させられる」というネガティブな印象をもつ人がいますが、そんなことはありません。無理やり転職させても人材紹介会社にはメリットがないからです。

 

むしろ、下記のような対応を丁寧に行っていれるところが多いです。

  • 希望する業界に関する説明と、転職希望者のキャリアとの相性の考察
  • 企業情報を定期的にメールで提供してくれる
  • 履歴書のフォーマットを提供してくれる(書き方のアドバイス、チェックもあり)
  • 面接に向けての心構えなどのアドバイス
  • 年収の交渉
  • 面接日の調整
  • 面接日に同行してくれる
  • 面接結果の通知
  • 就職時に必要な書類のリストをくれる

これらはすべて無料です。薬剤師さんの金銭的負担はいっさいありません。

 

  • なぜ転職サイトは無料で使えるの?
  • 人材紹介会社の仕組み(ビジネスモデル、)ってどうなってるの?
  • 転職サイトのメリット・デメリットは?

こういった様々な疑問について、「薬剤師専門の転職サイトを賢く利用しよう(薬剤師の仕事研究室)」で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

 

転職サイトについて正しく知り、適正使用していきましょう。

 

薬剤師におすすめの転職サイト

「とりあえず1つ登録してみたい」という人には、ファルマスタッフをお勧めしています。

 

ファルマスタッフは東証プライムに上場している「日本調剤グループ」が運営している人材紹介会社です。業界最大手であり、全国12カ所に営業所があるため、日本全国どこの地域でも対応できます。

 

 

「薬剤師の仕事研究室」では他の転職サイトも紹介しています。それぞれ特徴があるので興味のある方は比較検討してみてください。

 

薬剤師におすすめ転職サイト3選!選び方と使い方のポイント(薬剤師の仕事研究室)