子育て中の薬剤師が思う理想の働き方

子育て薬剤師

子育て真っ最中の薬剤師が職場に求めること

 

 

薬剤師の中には、妊娠・出産を機に現場を離れる方がたくさんいます。

 

私もその一人で、妊娠そして主人の転勤で今まで勤めていた調剤薬局を退職しました。出産後も育児に専念していますが、そろそろ復帰を考えています。

 

しかし、1年以上のブランクがあると前のように働けるかとか不安に思うことは多々あります。

 

そこで今回、子育て中の薬剤師が思う理想の働き方について考えてみたいと思います。

 

薬剤師 Iさん

 

新卒で総合病院に就職し、眼科病棟で服薬指導に従事。

 

その後、調剤薬局でDI業務等に従事。現在育児休暇中。

 

 

 

職場は自宅から近すぎず、遠すぎず

 

通勤時間が長すぎると、その分時間に余裕がなくなります。
子供の送迎、食事の支度、家事とやることが家でもたくさんあるので、精神的にも体力的にもきついです。

 

しかし自宅から近すぎるとスーパーなど生活圏内で患者さんとばったり会ってしまうかもしれません。(もしクレームばかり言う患者さんに遭遇したらどう対応していいものか…。)

 

子供の送り迎えも考慮に入れて程よい距離にある職場で働くのが理想的です。

 

ヘルプであちこちの店舗にとばされない

 

前にパートをしていた薬局は常に人手不足で、パートがヘルプに行くことが多かったです。

 

私も朝出勤してきたら、いきなり「○○さんが病欠なので、すぐに□□店に行ってください!」と言われ、バスに乗って他の店舗にしょっちゅう行っていました。

 

近くの店舗ならまだいいですが、子供のお迎えが遅くなるような距離の店舗は非常に困りますね。

 

残業がない

 

昔働いていた薬局では、正社員だけではなくパートも薬歴記入のために1時間以上残業していました(しかも手書きの薬歴でした!)。

 

残業で退社が遅くなれば、子供のお迎えが間に合わなかったり、夕食の支度、お風呂、子供の寝かしつけまで遅くなって時間の余裕がなくなってしまいます。

 

毎日残業している職場だと自分だけ早く帰るのは気がひけますので、全体的に残業があまりない職場が理想的です。

 

最初は勤務時間を短く

 

最初からフルタイムで働くのは大変だと思います。育児中は寝不足になりやすいです。

 

私の場合も未だに1歳の息子が夜中、早朝に何度も起きるので毎日寝不足で困っています(涙)。そういう状態で最初から無理して過誤を起こしたら大変です。

 

今は短時間勤務制度により子供が3歳になるまで原則1日6時間の短時間勤務ができます。そういう制度を積極的に使っていくべきだと思います。

 

ただ周りのママさんは短時間勤務で復帰する人が多いですが、みんな最初は午前中だけの勤務がいいと言っていました。

 

私も全く新しい職場からのスタートなので、慣れるまでの最初の数カ月はパートタイムで午前中だけ勤務とかもう少し短い時間で働けたらいいと思っています。

 

職場にママさんがいる

 

子育てしながら仕事をしていると、どうしても急な早退や欠席をせざるを得なくなる時があります。

 

現在子育て中のママさんが多い職場だとそういう事情も理解してくれてフォローしてくれるのではないかと思います。

 

私の友人も職場に同じ年頃の子を育てているママさんがいて、仕事以外にも子育ての悩みも聞いてくれるので心強いと言っていました。

 

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人数がそれなりに多い職場

 

パートで働いていた時の薬局は管理薬剤師とパートの私だけという店舗でした。

 

薬剤師が二人だけなので、どちらかが休憩を取っている間は一人薬剤師になり、調剤・監査・服薬指導をすべてやっていました(お昼も結構患者さんが来る店舗でした…。)

 

過誤を起こさないようにとプレッシャーを感じながら仕事をしていました。

 

2年以上のブランクの後に、こういった店舗に配属されると心身ともにキツいです。
それに二人薬剤師の店舗だと、急な早退、欠勤しなければいけない時はもう一人に迷惑をかけてしまいます。

 

ある程度人数が多い職場なら融通が効いて急な休みもとりやすくなると思います。

 

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休みが取りやすい職場

 

薬剤師が働く現場ではギリギリの人数で回しているため、なかなか有給がとりにくいです。
私も病院、薬局と勤務しましたが、有給は退職前にまとめて消化していました。

 

運動会、授業参観など子供の行事は色々ありますが、親としてはできるだけ参加したいと思っています。
だから、有給がとりやすい職場が理想的です。職場のスタッフ全員が有給をとれるよう協力し合える環境だといいですね。

 

関連記事薬剤師は有給をとりにくい?有給をとれる職場を選ぶには?

 

子供の夏休み、冬休みにフレキシブルに働ける

 

子供が幼稚園や小学校に入ると気がかりなのは、夏休みなどの長期休暇での働き方です。

 

子供はずっと家にいますし、食事の支度もしなければいけないので、平常通りの働き方は難しくなります。

 

周りのママ友さんは実家に預けていますが、私の場合は自分も夫も実家が遠いので頼れません。

 

学童や保育所を利用したくても必ず空きがあるとも限りません。現に私の住んでいる地域では学童保育の待機児童が100人近くいるそうです。

 

長期休暇の間だけシフトを減らすなど融通が効く職場がいいですね。

 

最初はパート薬剤師から

 

派遣薬剤師は時給がいいので、子育てしながら短い勤務時間で高収入を稼げるというメリットがあります。
実際、私の友人も派遣薬剤師として産後復帰して、バリバリ働いています。

 

しかし、派遣薬剤師を求める職場は人手不足で忙しいため即戦力を求めてきます。

 

派遣薬剤師は服薬指導がメインとなりますが、忙しくなると調剤もするでしょう。調剤をずっとやっていないとスピードも遅くなるし、ブランク明けの私にそれができるか心配です。

 

周りも派遣薬剤師は時給が高いと分かっているので、時給に見合った働きをしなければとプレッシャーを感じてしまいます。

 

最初はパートからスタートして徐々に慣らしていくのがいいのかもしれません。

 

関連記事薬剤師の派遣の時給はなぜ高い?メリット、デメリットは?

 

二人目の妊娠に対応してくれる

 

出産で現場を離れる時、育児休暇を取るパターンと完全に退職するパターンがあるかと思います。

 

私が妊娠した時、ちょうど主人の転勤が重なり、当時の会社を退職せざるを得ませんでした。

 

なので、産後復帰の際、新しい職場に入るわけですが、心配していることがあります。それは、二人目を妊娠した時にどうするかです。

 

出産で退職した私の友人も二人目の事を考えると求職活動しにくいと言っています。会社としてもせっかく採用したのに、すぐに育児休暇を取られたり、退職されるのは嫌でしょう。

 

ただ、二人目妊娠にも対応してくれる企業であればママさんにとっては働きやすい場所なのではないでしょうか。

 

薬局内の情報伝達がちゃんとしている

 

昔働いていた薬局では毎朝朝礼をして、伝達事項の確認をしていました。皆それぞれ連絡ノートに連絡事項を書き、朝礼で発表するなどして正社員もパートも情報を共有できました。

 

しかし、別の薬剤師が少ない店舗だと朝に口頭で伝達するだけで、午後から来るパートさんには伝わらないことが多々ありました。

 

その結果、いつの間にか棚の場所が変わっていて薬を探し回ったとか、薬局内ルールが変わっていたのに気づかず仕事して注意されたとかありました。

 

週2〜3回の勤務だといつの間にかルールが変わっていたとかしょっちゅうあります。誰でも情報共有できる環境が整っている職場が望ましいです。

 

子育ての経験を仕事に生かせる職場

 

小児科の門前薬局で働いていた時、薬の飲ませ方など色々な質問を受けました。

 

その時は食べ物に混ぜたり、哺乳瓶の乳首を使って飲ませるなど型どおりの指導をしていましたが、実際に嫌がる子供に薬を飲ませるのはとても大変でした。

 

うちの子は母乳しか受け付けず、哺乳瓶は完全拒否。スプーンも嫌がり、しかも離乳食を全く食べなかったので、薬を飲ませるのが本当に大変でした。

 

しかしこういった子育てから得られた経験が小児科の服薬指導に生かせるのではないでしょうか。

 

また産婦人科の服薬指導にもママさんは貢献できると思います。どうしても産婦人科は一歩踏み込んだ指導がしにくい分野だと思います。

 

私が働いていた薬局でも産婦人科の処方箋を多く受け付けていましたが、男性薬剤師だと相談しにくいだろうということで、服薬指導は女性薬剤師が担当するというルールがありました。
ママさんなら妊娠中、授乳中の患者さんに寄り添えると思います。

 

このように現場から離れても妊娠中、子育て中の経験を生かせる場所で働けたら、やりがいを感じられるのではないでしょうか。

 

最後に

 

子育て中だと、どうしても仕事に制限があり、今まで通りに働けなくなります。
正社員、パート、派遣と色々な働き方がありますが、自分に合った働き方で育児と仕事を両立できたらいいと思います。

 

色々とストレスは溜まると思いますが、そのせいで身体をこわしたら元も子もないです。まずは無理せず徐々に慣らしていくのがいいでしょう。

 

また、職場の皆と協力し合い、皆が気持ちよく働けるのが一番良いと思います。

 

 

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