ドラッグストア薬剤師のデメリット

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ドラッグストア薬剤師のデメリット

ドラッグストア薬剤師のデメリット

 

ドラッグストアは小売業なので、本来の薬剤師業務とかけ離れた仕事をすることが多いです。

 

それをどう感じるかは人それぞれですが、ここではドラッグストア薬剤師として働くデメリットを紹介します。

 

(1) 処方せん医薬品、輸液などの知識を学ぶ機会が少ない。

 

最近は調剤室を併設するドラッグストアが増えてきました。

 

調剤機能で専門性を高め、他業態との差別化を図るためです。

 

しかし、慢性的な薬剤師不足で、調剤室を十分機能させている店舗はまだまだ少ないです。

 

調剤室があると思って就職したら実は処方せんは1日3枚くらいで、ほとんど商品出しとレジ打ちだった、というケースはよくあります。

 

ドラッグストアで調剤業務とOTC両方学びたい人は、必ず就職する企業をよく調べておきましょう。人事部には自分の意向をしっかりと伝えるべきです。

 

また、注射剤、輸液などは病院薬剤師は日常的に扱うのですが、ドラッグストアで学ぶ機会はほとんどありません。

 

しかし、最近では在宅ビジネスを展開するドラッグストアも増えてきました。絶対数としては少ないですが、ドラッグストア内の調剤薬局でクリーンベンチを設置して輸液の調剤を行う店舗もあります。

 

(2) 長時間労働である

 

ドラッグストア薬剤師の勤務時間は、調剤薬局や病院と比べて長いです。ドラッグストアの営業時間はだいたい10:00〜21:00です。

 

現在はどこの企業も薬剤師不足なので、必然的に薬剤師の勤務時間は長くなります。第一類医薬品の販売、調剤業務は薬剤師しか行えないからです。

 

店舗の配属された薬剤師が一人しかいないと、10時間労働が5日続くなど、過酷な労働を強いられることも少なくありません。

 

ドラッグストア薬剤師は休憩時間をとることもままならないこともあります。

 

薬剤師しかできない業務はたとえ休憩時間でも対応しなければならないので、昼食をほとんど摂れないこともあります。

 

しかし残業代も含めて給料が高くなるので、高収入を求める人にはよいかもしれません。

 

関連記事薬剤師の労働時間は長すぎる!原因と解決策とは?

 

(3) 求められる仕事が多い

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ドラッグストア薬剤師には2つのタイプがいます。

 

1つは調剤業務、OTC販売など薬剤師ならではの仕事だけを行う薬剤師です。

 

2つめは、調剤業務、OTC販売以外にも、レジ打ち、生活用品の販売、売場作り、従業員の管理など店舗全体のマネジメントを任される薬剤師です。

 

これは企業の方針によりますが、調剤業務を行いつつドラッグストア業務を行うことは、時間的にも労働の負荷も非常に大変です。

 

トイレットペーパーや1.5Lのジュースなどの商品を出している間に業務連絡で調剤室へ呼ばれ、そのまま調剤業務に入るのは、衛生的にも集中力の低下という点でも好ましくありません。

 

薬剤師は薬剤師業務に専念できる労働環境の整備が必要だと思います。

 

(4) 一人で調剤を完結しなければならないことがある

 

ドラッグストアでは、日曜日など処方せんが少ない日は、薬剤師一人で調剤をすることがあります。

 

そのような時は、監査を他の薬剤師に任せることができません。

 

監査とは調剤した薬に本当に間違いがないかを、他の薬剤師がもう一度チェックすることです。

 

集中力の低下や思い込みで、ケアレスミスを犯すことはありますが、他の薬剤師の客観的なチェックによって、ミスを拾い上げることができます。

 

処方監査から投薬まで自分だけで行うことは、ベテランでも怖いものです。

 

(5) 売上などの数値を求められる

 

売場の部門担当や店長になれば、当然売上を求められます。

 

完全実力主義を掲げる企業が増え、業務成績が基本給やボーナスに影響することがあります。

 

関連記事ドラッグストア薬剤師に販売ノルマはあるの?

 

(6) 理不尽なお客に対応しなければならない

 

ドラッグストアは物販ビジネスです。

 

デフレで物が売れない現代は、サービスの優劣が企業間の格差を生むといっても過言ではありません。それゆえ、どこの企業もサービスに力を入れるのですが、それが「顧客最優先」を加速させ、お客さまを神様に祭り上げることになります。

 

薬剤師といえどもドラッグストアでは一人の店員なので、お客様にとっては完全に下の存在です。ここは病院薬剤師と比べて大きな違いでしょう。

 

お客様の中には理不尽なクレームを言ってくる人もいますが、ドラッグストア薬剤師は笑顔で誠実に対応しなければなりません。

 

個人的には、医療者と患者は対等であると思っていますが、ドラッグストア薬剤師としてそう言い切るのは難しいかもしれません。

 

 

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