外資系CROと内資系CROの違いについて

外資系CROと内資系CROの違いについて

外資系CROと内資系CROの違いについて

外資系企業

外資系CRO × 内資系CRO

 

 

CROは国内外を問わず、新薬の開発には欠かせない存在となってきました。

 

多くの製薬会社は業務の効率化の為にCROを利用し、CROは多くのサービスを提供するために製薬会社と取引をする関係です。

 

1990年代に製薬業界が大きく成長をし、同時に新薬の開発に厳しい法的な制限が掛かった事により、製薬会社が各々それらの機能を持つ事が難しくなってきました。

 

多くのCROの誕生は、製薬会社が特定の部分を分社化したり、社員の独立によるものですが、1から起業したCROも多くあります。

 

皆さんがCROに就職、転職を考えた時にどのCROを目指せば良いのか分からないという話を聞きます。

 

ここでは資本形態の違い、つまり外資系CROと内資系CROとの違いに触れて、特徴などを伝えられたらと思います。

 

外資系、内資系の二つに分ける事は可能ですが、この項では内資系CROが外資系企業に買収された中間系の定義をします。

 

外資系、中間系、内資系の三つに分けて考えてください。

 

執筆者:E氏

 

大手CROに勤務。
CRA(臨床開発モニター)からDM(データマネージャー)を経て教育研修室へ配属。新入社員の教育や継続研修を担当。

 

1.仕事内容に関する違い

 

海外の製薬会社が日本で治験を行いたいと考えた時に、日本での遂行がスムーズに行くように受け入れ態勢を整えているCROも多くあります。

 

反面、既に日本で治験を経験している製薬会社に限定して業務を受託するCROもあります。

 

必要なスキルの違いについて

外資系、中間系、内資系において求められるスキルはそれほど大きく異なりません。

 

しかし外資系CROは内資系に比べて、コスト意識が高いと考えて良いでしょう。
つまり無駄な出張費や宿泊費、無駄といわれる訪問に関してドライな考えを持っています。

 

これは欧米と日本の医師に対する考え方の違いがあり、どちらが良いとは一概には言えません。

 

欧米では治験は医師が正業として行うビジネスであり、日本で治験は医師にとっては病院経営の補助という側面が強いと言えます。

 

治験によって得られる利益は病院経営にとって重要な事ではありますが、やはり日本ではまだ欧米とは考え方が異なる部分があると言えます。

 

英語力はどれくらい必要か

日本の製薬会社が治験を単独で行う数はどんどん減っています。
近年の動向を見ると、海外の製薬会社との共同治験が増えていると考えられます。

 

以前であれば内資系CROならば英語力は不問の事も多かったのですが、現在では内資系CROと言っても、英語を使った仕事をする事が増えています。

 

これからも英語は更に重要性を増し、必須と言える傾向があります。

 

外資系の場合にはプロトコールだけではなく、モニタリング報告書も英語の場合があります。
また中間系もモニタリング報告書を英語で記載する例があります。

 

純粋に内資系の場合には日本語に翻訳されたプロトコルを使用し、モニタリング報告書も日本語で完結する事もあります。

 

ただし、内資系の場合であっても外資系製薬会社の業務を受託した場合には、英語の使用頻度が高くなる事は当然あります。

 

TOEICで例えるならば、最低でも600は欲しい所です。
更に勉強を重ねて800以上を求める企業に転職を考えるのも悪くないでしょう。

 

関連記事英語を必要とされる薬剤師の仕事とは?

 

国内治験、海外治験の比率

日本に住所のあるCROのCRAが海外出張をして、海外施設のモニタリングをする事はまずありません。
国際共同治験の場合でも、日本の施設のみが対象になる事がほとんどでしょう。

 

治験届の割合から見ると、内資系製薬会社の治験届と、外資系製薬会社の治験届の比率は8:2程度です。

 

しかし、外資系製薬会社が内資系製薬会社と共同で開発するケースが増えてきていますので、内資系製薬会社の治験であっても英語プロトコール、英語のモニタリング報告書、英語メールというパターンは多くあります。

 

内資系製薬会社も生き残りに必死なので、外資系製薬会社とパートナーとなり、その治験の業務をCROに依頼する事がほとんどです。

 

また外資系製薬会社の指定により、予め依頼をするCROが指定されているケースもあります。

 

2)年収(給与)について

 

内資系、中間系に関しては従来の日本の雇用形態を取っている企業が多いと言えます。
管理職になるまでは月給制を取っている企業が多いようです。

 

しかし外資系は非常にシビアで、一般職の段階から年俸制を取っていて、仕事が出来れば次年度の査定が上がっての継続、もしも仕事が出来なければ下手をすれば次年度の継続はありません。

 

給与体系について(ボーナスあり、なしなど)

内資系に多く見られる月給制の場合には、ボーナスに上長の査定が入り、業績に応じてボーナスが支払われる事が多いです。

 

これは外資系と合併した内資系、つまり中間系にも多く見られる一般的な傾向です。

 

外資系の場合には契約内容にもよりますが、複数年契約単年契約などの雇用契約も多く見られます。
外資系の中にも一般職の段階では月給制を取っている企業もあります。

 

年俸制を取っている会社でも12等分払いではなく14等分にしての12か月払いという給与形態を採用している企業もあります。

 

これは企業によって大きく異なる部分でもありますので、詳細に関して全てこうだ!と述べる事が出来ません。
企業説明などで詳細に説明があると思いますので、そこで質問をする事をお勧めします。

 

昇給率ついて

内資系に関しては年度ごとに定期昇給が発生する事が多いようです。

 

対して外資系の場合には昇給という考え方はあまりなく、仕事の優劣がダイレクトに年俸に響いてくると考えると分かり易いかもしれません。

 

仕事が出来れば次年度の契約での年俸が跳ね上がる事も少なくありません。
反面、仕事があまり出来なければ契約終了という可能性もあります。

 

3.キャリアプランについて

転職は多いのか

内資系と外資系を比べた時に、転職者数が多いのは圧倒的に外資系です。

 

内資系は長く勤めて出世を志す人が多い中、自分の能力で年俸を跳ね上げて行くスタイルを選ぶ人もいます。

 

転職を重ねて給料を上げて行くスタイルは内資系、外資系共にありますが、安定志向ならば内資系努力して自分を強く売り込みたいならば外資系という選択になるでしょう。

 

またヘッドハンティングを多くするのは外資系です。
内資系のCROに勤めていると外資系からのヘッドハンティングという物に多く出会う事でしょう。

 

転職することのメリット、デメリット

転職のメリットとしては給料を跳ね上げる事が出来る事と言えます。

 

キャリアアップを図る事が出来るという意味では非常に大きなメリットではありますが、デメリットも当然ながら多く存在します。

 

やはり人間関係が全てリセットされる事が大きなデメリットと言えるでしょう。
つまり経験者の新入社員として人間関係を構築しなくてはならないのです。

 

これは人によりますが、大きなストレスをはらんでいます。
人間関係のストレスによって会社に居づらくなって再度、元の会社に戻るケースも散見されます。

 

また有給休暇に関して言えば、新入社員となりますので一般的には3ヶ月〜半年は有給休暇を取得する事が出来ません。
これは転職を重ねる回数が多ければ、有給休暇の取得出来る期間が減る訳ですから、デメリットと言えるでしょう。

 

また、有給休暇の日数自体も減ってしまいますので、よく考えて転職をしましょう。

 

 


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