CRCのやりがいとは? CRC経験者が解説

CRCのやりがいとは? CRC経験者が解説

CRCのやりがいとは? CRC経験者が解説

CRC

 

薬剤師の資格を持ちながら、CRC(治験コーディネーター)の仕事を選択する人は決して少なくなくありません。

 

薬局や病院勤務ではなくCRCという仕事を選択する理由は、CRCには薬局や病院勤務とはまた異なるやりがいがあるからです。

 

実際にCRCとして働いて感じた、この仕事の素晴らしいところや、やりがいの部分についてお話します。

 

執筆者:Sさん

 

臨床検査技師。
治験コーディネーター(CRC)歴3年。多岐にわたる疾患領域の案件を担当

 

医薬品業界・医学業界への貢献

 

CRCは医薬品の臨床試験をサポートする仕事です。

 

ただ、一言で「医薬品」と言っても、まだ世に出ていない新しい医薬品から、既に国で承認され実際に患者さまにお使いいただいている医薬品まで、その範囲は多岐に渡ります。

 

1)新しい医薬品の開発

CRCが担当する臨床試験は、新薬開発の治験が最も多いでしょう。

 

治験には第T相試験(フェーズT)、第U相試験(フェーズU)、第V相試験(フェーズV)があります。

 

まずは少人数の健康な人を対象に薬の安全性や薬物代謝などを調べることを目的とし、
次に少人数の患者さまでにお使いいただいたときの実際の効果や安全性を確認し、
最後により多くの患者さまを対象として再び効果と安全性の確認を行います。

 

薬が開発され治験を経て、国に認められ市場に出るようになるまでには莫大な費用と時間がかかります。

 

特に日本は、海外と比べて開発から販売までの時間が長いことが課題でもあり、10年以上もの時間を費やすことも珍しくありません。

 

こうしたなかで、CRCはこの過程の後半部分に関わります。

 

自分が治験にかかわった薬が新薬として国に承認され、実際に患者さまにお使いいただけているのをみると、医薬品業界、広くは医学業界へ役に立つことができているという実感が得られます。

 

また、私自身もそうであったように、CRCという職業を選ぶ人の多くは「病気で悩んでいる患者さまの新薬開発に携わりたい」という志望動機を持って、志高くCRCという仕事に就いています。

 

そうした同じ志を持ったCRCとともに働くことができることも非常に大きなやりがいを感じ、自分自身の成長にもつながります。

 

2)製造販売後臨床試験

CRCの担当する臨床試験は、上記で述べた新薬開発の治験が圧倒的に多くなりますが、
すでにこの治験を終え、国で承認され実際に患者さまが使用されている医薬品の臨床試験を行う「製造販売後臨床試験」という試験を担当することもあります。

 

国で承認、販売された後も、医薬品の治療効果や安全性の情報は引き続き集められなければなりません。

 

製造販売後臨床試験は別名、第W相試験(フェーズW)ともよばれ、この臨床試験の結果は再び国の審査を受け、薬がより安全で適正に利用されることに役立ちます。

 

このように、市場で販売され、利用されている医薬品に対する臨床試験にも関わることができるので、医薬品が販売されたその後まで関わることができることもやりがいのあるCRCの仕事のひとつです。

 

治験において最も重要なことは、治験の科学的な質やデータの信頼性が確保されることです。
この点で、CRCは治験に関わる重要なキーパーソンともいえます。CRCの仕事の質が治験の質を決めるといっても過言ではありません。

 

CRCは、医薬品の効果や副作用などに関する重要なデータを直接的に扱う立場にあり、このような情報を一番初めに目にするのも、最も被験者と距離の近いCRCであることが多いです。

 

このため、データの取り扱いやその記録の残し方には細心の注意を払わなければならず、非常に責任感のある重要な仕事であるといえます。

 

治験に参加される被験者の方との関わり合い

 

治験に関わるあらゆる人の間に立ち、治験が滞りなく円滑にすすむようにすることもCRCの重要な仕事です。

 

特に、CRCが最も密接に関わるのは被験者である患者さまになります。

 

患者さまにとっては、最も話しやすい身近な立場として、患者さまの抱える治験への期待や疾患に対する不安などに寄り添いながらも、効果や安全性の正確な情報も聞き取らなければなりません。

 

新薬の場合は、特に予期せぬ副作用などが生じ、被験者の方が治験の中止を希望されることもあります。

 

そのような場合も一症例として、しっかりと聞き取りを行って治験のデータとして記録を残すことが重要になるのですが、まずは患者さまの痛みや不安などの気持ちに寄り添うことが大切です。

 

そんななか、あらゆるトラブルなどを乗り越え、治験に参加された患者さまに「症状が良くなって嬉しい。治験に参加してよかった。本当にありがとう。」と言われたときの喜びや感動はひとしおです。
CRCという仕事をやっていて本当によかったと思う瞬間でもあります。

 

治験に関わる他職種の方との関わり合い

 

CRCは、被験者の方だけでなく、治験実施医療機関の医師や看護師、そのほか病院スタッフ、製薬会社、CRA(臨床開発モニター)など、すべてにおいて良好な信頼関係を築いていくことが重要であり、求められます。

 

医師をはじめとする病院スタッフに対しては、通常の診療業務の傍ら治験を実施していただいていることに、まずは感謝をしなければなりません。

 

そのうえで、多忙な業務の合間をぬって治験に必要な検査をしていただいたり、製薬会社へ提出する症例報告書を事細かに書いていただけるようお願いする必要があります。

 

また、治験依頼者側の立場であるCRAや製薬会社の方とは、円滑に治験が行われるように、共に進捗状況について話し合い、協力していくことが求められます。

 

これらの人間関係はその都度、担当する試験や医療機関、治験依頼者である製薬会社、対応する患者さまごとに構築していかなければなりません。

 

それぞれ立場も異なるなかで、人間関係を築いていくことはとても大変なことですが、良好な人間関係のもと治験がうまく進んでいくと、一丸となって新薬開発を行っていることにやりがいを感じられます。


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